最近、不動産営業職で活躍する女性が増えています。
しかし不動産営業に興味があっても、女性には危険なのではと思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では女性が不動産営業として安心して働くための職場選びのコツや、向いている人の特徴を解説します。
どの仕事でも向き不向きはありますが、不動産営業は比較的女性ならではの長所を活かしやすい職種です。
また男性への接客に不安を感じる方は、女性に配慮してくれる職場を選ぶのがおすすめです。
この記事を読めば不動産営業=危険・怖いイメージを抱く原因が分かり、安心して働ける職場を選べます。
不動産営業は女性でも安心して働ける理由
不動産営業は女性には難しい・危険と思われがちですが、現場では男性以上に活躍している方もたくさんいます。
女性ならではの強みを活かしやすいことや、男女問わず働きやすい職場の増加がおもな理由です。
不動産営業に興味はあるけれど、働けるか不安という方の参考になれば幸いです。
男性客の対応を単独でしない職場もある
不動産営業として働くにあたり、男性客の対応に不安を感じる女性が多いのではないでしょうか。
実は不動産営業の接客に関するリスクは、職場環境や体制によって大きく変わるものです。
女性が不動産営業をする上でもっとも不安を感じる接客面は、職場選びで対策可能です。
お客様から警戒されにくい
女性の不動産営業職はお客様に信頼されやすく、トラブルになりにくいといえます。
男性と比べ、営業時の圧迫感や威圧感が少ないことで警戒されにくいためです。
お客様は不動産営業に対し「押し売りされるのでは」「買うまでしつこく営業されそう」と不安に思っているものです。
お客様と良好な関係性が築ければ、トラブルやクレームを受けるリスクも少なくなります。
女性からの需要が高い
女性の気持ちを理解しニーズに合った営業を行えることも、女性の不動産営業職が活躍している理由です。
不動産の購入や賃貸の契約において、女性に決定権のある家庭は多いためです。
女性客からの支持は不動産営業において特に有利なため、営業トップが女性という企業も珍しくありません。
【現役不動産女子が答える】不動産営業のよくある質問
不動産営業は女性の活躍できる仕事と聞いても、働くイメージがつかない方も多いのではないでしょうか。
本項目では現役の「不動産女子」が、仕事に関するよくある質問に回答しています。
現場のリアルな声が分かるので、不安や疑問点の解消にぜひお役立てください。
質問に答えてくれた不動産女子の紹介
建築系の仕事をされているお父様の影響で、未経験から不動産営業の道へ。
女性ならではの視点や観点を活かした丁寧な接客は、多くのお客様から支持されています。
刺されるとか危険だって聞いたけれど・・・
お客様との関わりで危険だと思った瞬間は、これまで一度もなかったです。
勤務先では必ず2人1組で接客するルールになっていて、身の危険を感じるような状況にならないよう配慮してもらっています。
ただ職業上帰宅が遅くなりやすいので、夜道が危険というのはあるかもしれません。
服装はどのように選べばいい?
服務規定やお客様の雰囲気に合わせつつ、動きやすく清潔感のある服装がおすすめです。
個人的にはラフすぎず硬すぎず、親しみやすさを感じられる服装を意識しています。
不動産営業というとお堅いイメージなので、少しでもお客様に楽な気持ちでご内見いただけるよう心がけています。
プライベートとの両立ができるか心配です
勤務時間や休日などは職場によって異なりますが、私の勤務先では出張や休日出勤をするのはごく稀です。
ただ不動産営業の休日はカレンダー通りではないので、他の人と休みが合いにくいことはあります。
休日はしっかり取れるので、ゆっくり家で過ごしたり旅行へ行ったりできています。
未経験者が仕事に慣れるためのコツはある?
接客やデスクワークについては「やって覚える」のが一番です。
先輩の接客を見て学び、自分なりの方法を身に付けることが大切です。
ほかにも、営業職なのでコミュニケーション力の高さは大きな武器にはなります。
ただコミュニケーションに自信のない方でも、努力と経験を重ねれば活躍できると考えています。
私も人見知りで最初は苦戦しましたが、だんだん接客に自信がつき実績も残せるようになりました。
持っておいた方が良い資格はある?
宅建資格を持っていると有利です。
もちろん資格やスキルはとても大切ですし必要だと思いますが、経験と知識が働く自信やモチベーションにつながります。
不動産営業に向いている女性の特徴
他の仕事と同じく、不動産営業にも向き不向きがあります。
不動産営業に向いている女性の特徴をご紹介するので、ご自身に当てはまるか確認してみてください。
話し上手・聞き上手
話し上手かつ、聞き上手な方は不動産営業に向いています。
不動産営業職にとって、お客様のニーズを正確に把握するヒアリング力はもっとも大切な能力です。
いくら話し上手でもヒアリング力がないと一方的な提案になり、お客様は離れてしまいます。
不動産は多くのお客様にとって、人生を変えるくらい大きな買い物です。
そのため不動産営業職には、お客様の希望をくみ取り分かりやすく説明する力が求められます。
フットワークが軽い
不動産営業は外回りも業務に入るため、フットワークの軽さも重要になります。
お客様の状況に合わせ、スピード感をもった対応を求められることも多々あるためです。
また自分からお客様に連絡し、状況確認や営業を行うことも不動産営業の仕事になります。
フットワークが軽く、自分から連絡するのが苦になりにくいタイプは不動産営業に向いているでしょう。
不動産営業に向かない女性の特徴
不動産営業は接客にともなう身体的・精神的ストレスのある業種です。
そのため、性別問わず不動産営業には心身ともにタフさが求められます。
本項目では不動産営業に向かないケースをご紹介しますので、就職後のミスマッチを防ぐ参考になれば幸いです。
オンオフの切り替えが苦手
営業職は接客によるストレスを感じやすいため、オンオフの切り替えが特に重要になります。
お客様第一で動いていても、ときにお客様からクレームを受けたり成約に結びつかず落ち込んだりすることもあります。
ストレスをため込み休息がうまくとれなくなると、精神的に疲れて仕事に支障をきたしかねません。
失敗やトラブルを引きずりやすい自覚のある方は、気持ちの切り替えを意識してみると良いでしょう。
体力に自信がない
体力勝負な面があるので、ある程度フットワーク軽く動けないと働くのは厳しいといえます。
お客様第一で動くため、スピード感のある行動が求められるためです。
また不動産営業には電話対応や外回りなど、肉体的・精神的に疲れる業務もあります。
完全なデスクワークではないため、ある程度の体力が求められることは知っておいてください。
女性に合った職場選びのコツ
不動産営業は性別に関係なく成果主義であり、営業成績が良ければ女性でも高収入を狙える業界です。
そのため女性が不動産営業で活躍するには、働きやすく成果を出しやすい環境を選ぶことがとても大切になります。
長く働き続けやすい職場選びの参考になれば幸いです。
給料面が条件に合うか
不動産営業の求人を見る際には額面だけではなく、給与体制の確認を必ず行ってください。
成果に合わせた歩合制と固定給の割合は、職場によってかなり異なってくるためです。
歩合制の割合が高いと給料は安定しませんが、成果次第で稼げる確率は上がります。
安定を求めるか稼ぎたいかの希望に合わせて、求人を確認してみると良いでしょう。
子育てや介護と両立できるか
女性の場合は子育てや介護で離職するケースが多いこともあり、働き続けられる体制が整っているかの確認も大切です。
不動産営業は体育会系な職場も多く、女性が働き続けキャリアアップしにくい場合もあるためです。
育児・介護休暇に関しては制度があるだけではなく、取得した実績があるか確認するのをおすすめします。
子育てや介護をしながらでもキャリアアップをかなえられる職場であれば、長く続けやすくなります。
ほかに女性が在籍しているか
見学や面接時に、ほかに女性の不動産営業職が在籍しているか確認してみると良いでしょう。
トイレや更衣室の整備や接客に関する体制など、女性向けの制度を整えている可能性が高いためです。
また同性の先輩がいることで、男性に聞きにくいことを質問しやすいという点でも安心です。
女性が働き続けている実績のある職場なら、働きやすい環境である確率が高くなります。
女性が不動産営業で活躍するには職場選びは重要!
不動産営業は女性の強みを活かしやすく、活躍次第では高収入も狙える仕事です。
とくにタフでフットワークの軽い方・相手の話をよく聞くのが得意な方におすすめします。
接客に不安のある方は、男性のお客様に単独で接客を行わない職場を選ぶと安心です。
弊社は女性の営業職も在籍しており、「女性の働きやすさ」にも力を入れています。
不動産営業に興味がある・キャリアアップしたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。