失敗しない20代の仕事選びに興味はありませんか?20代は給与だけで職場を選んでしまうと失敗する可能性があるため注意しましょう。労働時間や休日の日数、職場環境などもチェックすると自分に合った働き方を目指せますよ。
この記事では、20代が仕事を選ぶ際に注意すべきポイントについて解説します。さらに、昨今20代に人気のある自由な働き方についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
20代が仕事を選ぶ際に注意すべきポイントTOP5
職場に対して納得できないことがあると、それが転職をする1つの理由になります。そのため転職理由を分析すると、仕事を選ぶ際に注意すべきポイントもわかるはずです。ここでは、厚生労働省が発表した雇用動向調査の結果をもとに、男女別の転職理由を解説します。
男性編
20代男性が転職した理由を多い順から5つ並べると、次のとおりです。
転職理由 | 回答者の割合(20代前半) | 回答者の割合(20代後半) |
給料等収入が少なかった | 13.2% | 12.8% |
労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 11.8% | 11.2% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 6.8% | 15.2% |
仕事の内容に興味を持てなかった | 8.5% | 9.0% |
会社の将来が不安だった | 6.3% | 10.7% |
20代男性の場合、給料などの収入が少なかったことが転職の理由として最も多い結果でした。しかし、同じくらいの割合で労働時間や休日などの労働条件が悪かったことで転職している人がいます。
つまり就職後に後悔しないためには、給料などと同じくらいに労働時間や休日などの労働条件をチェックすることが大切です。
女性編
20代女性が転職した理由を多い順から5つ並べると、次のとおりです。
転職理由 | 回答者の割合(20代前半) | 回答者の割合(20代後半) |
労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 21.0% | 9.8% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 11.2% | 14.6% |
給料等収入が少なかった | 11.5% | 11.2% |
仕事の内容に興味を持てなかった | 5.0% | 7.0% |
能力・個性・資格を活かせなかった | 5.5% | 6.0% |
とくに20代前半の女性は、労働時間や休日などの労働条件を重視する傾向にあることがわかりました。また20代女性の特徴は、職場の人間関係が好ましくなかったことを理由に転職している人が多い点です。
女性は男性以上にしっかりと、就職希望先の休日などの労働条件や職場の人間関係をチェックした方がよいことがわかります。
20代が仕事を選ぶ際に重視すべきポイントを項目別に解説
ここでは20代が仕事を選ぶ際に重視すべきポイントを項目別に解説します。
- 給料
- 労働条件
- 人間関係
- 仕事内容
- 仕事に対する自分の適正
以上について詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
給料
国税庁が2021年に行った民間給与実態統計調査によると、20代前半男性の平均給与は約287万円で20代後半は404万円でした。(参考:民間給与実態統計調査|国税庁)20代の平均給与を見た場合、まだまだ少ないと感じる人も多いのではないでしょうか。
会社勤めで給与をアップさせるためには、昇進や歩合制の仕事で成果を上げる方法が考えられます。
しかし、20代のうちは昇進することが難かったり、経験が浅いことで思ったような成果を上げられなかったりします。また転職して給与アップを図ろうと思っても、適した職業が見つからないこともあるでしょう。
そこで最近の20代のなかには、副業で収入アップを目指す人もいます。副業をする場合は、副業を許可している職場に就職する必要があります。
労働条件
労働条件とは労働する上での各種条件のことで、たとえば次のような項目が考えられます。
- 雇用契約期間
- 労働時間
- 休日休暇
- 給与
とくに労働時間が長過ぎたり、休日が少なかったりすることが理由で転職する人は多いです。そのため、最低でも労働条件に関する法律を遵守した企業に就職することが大切です。
企業には従業員に示すべき絶対的明示事項と呼ばれるものがあることや、労働基準法を遵守する必要があることを知っておきましょう。
絶対的明示事項の提示
企業が従業員に提示すべき絶対的明示事項は次のとおりです。
- 労働契約の期間(※期間に定めがあるか否か、ある場合いつまでか。労働契約を更新する際の基準も記載する。)
- 就業場所と従事すべき業務(※就業場所は実際に労働をおこなう場所で、業務は具体的に記載する。)
- 始業・終業の時刻、残業の有無、休憩時間、休日、休暇
- 交替勤務制がある場合の取り扱い
- 賃金の決定・計算、支払いの方法、昇給に関する事項
- 退職に関する事項(解雇理由を含む)
現在の職場でも以上が示されているかチェックしてみるとよいでしょう。
労働基準法の遵守
会社が遵守すべき労働基準法は次のとおりです。
- 労働時間の原則は、週40時間・1日8時間
- 残業は月45時間・年360時間が原則
- 何か臨時の特別な事情がある場合のみ上限を超えられるが、月100時間未満・年720時間以内が限度
- 6時間を超える労働であれば45分、8時間を超える労働であれば1時間の休憩が必要
- 休日は週に1回・4週を通じて4回は最低でも確保することが基本
- 1時間でも勤務した日は、休日にはならない
- 1年に10日以上の有給休暇が付与される従業員には、年間で5日は必ず消化させること
労働基準法は改正されることも多いので、厚生労働省のホームページをチェックするなどして把握しておくとよいでしょう。
人間関係
職場の人間関係を改善したい場合は、まずは自分の心がけ次第です。他人を変えることは難しいのですが、自分は変えられますよ。職場の人間関係を改善させるコツは次のとおりです。
- あいさつをしっかり行う
- メールのやり取りや、仕事を頼む・頼まれた時の対応を丁寧にする
- 口角を上げて笑顔を見せる
- 相手の話をうなずきながら聞く
- 相手を褒める
- お土産を渡してみる
とはいえ職場にどうしても合わない人がいることは、ごく自然なことかもしれません。そのため、ときには割り切ることも大切です。職場は友達づくりをする場ではないので、仕事が円滑に進めば問題がないという風にドライに考えてみてはいかがでしょうか。
仕事内容
仕事内容を確認するために、職場見学をしてみるのも1つの手段です。ホームページだけではわからないことも多いため、実際に職場を訪れてみましょう。
職場見学の依頼をする場合は、次の手段があります。
- 直接電話して問合せをする
- 公式サイトから問い合わせる
- メールを送る
職場見学のタイミングは、面接と同日に設定されることが一般的です。依頼メールの中で、面接の日に社内見学ができるかどうかを質問するとよいでしょう。
仕事に対する自分の適正
合わない仕事で働くリスクを避けるためには、まずは自分自身を分析して、自分が適した仕事を探してみるとよいでしょう。たとえば、次のようにして自分自身を分析してみてください。
- 幼少期から現在までのエピソードを書き出してみる
- 自分の長所・短所を身近な誰かに尋ねてみる
- 将来、自分がどうなりたいのかを考えてみる
- インターネットで適職診断を受けてみる
過去のエピソードを書き出す際には、面白かったことや苦労したこと、頑張ったことなどを中心に書き出すとよいでしょう。以上のように自分について掘り下げて考えると、自分が得意なことがわかります。その結果、特技を活かせる職場に就職できる可能性が高まり、楽しく仕事ができるようになります。
20代の自由な働き方
現代は20代の間で、自由な働き方を目指す傾向が高まっています。
自由な働き方を求める20代が増加傾向
パーソナル総合研究所が20代の若手社員に行った調査によると、好きな時間に働きたいと回答した人が52%、好きな場所で働きたいと回答した人は44%でした。
出典:株式会社パーソル総合研究所「働く10,000人の就業・成長定点調査」
以上のように自由な働き方を求める20代が増えているようです。では、自由な働き方を実現するにはどうすればよいでしょうか?
自由に働く方法
自由に働く方法として、フリーランスとして働く方法と日給制で働く方法の2つが考えられます。
フリーランスとして働く
フリーランスの1番の魅力は、自分に合った自由な働き方ができる点です。自分が仕事を効率的に進められるように、1日の過ごし方をコーディネートできます。また会社員ほど深く対人関係で悩まされることが少なく、人間関係による精神的ストレスが軽減される点も魅力。
一方で事務仕事について自分で対応したり、専門家に金銭を支払って依頼したりする必要があります。フリーランスとして開業するための各種手続きや日々の経費管理、毎月の請求処理、確定申告などの負担がかかる点がデメリットです。
日給制で働く
日給制とは、1日当たりの報酬がきまっており、出勤日数に応じて支給する給与をもらえる働き方です。「日雇い」とも呼ばれ、次のようなメリットがあります。
- 出勤日数に応じて収入が増える
- 働いた当日に報酬をもらえることが多い
- 好きな時間で働ける
- 人間関係のしがらみに悩まされにくい
- 定時前に業務が終わっても、1日の給与額が保証される
また日々の経費管理、毎月の請求処理が不要なため、フリーランスのように自分でやるべき事務仕事が少ない点も魅力です。
20代の仕事選びは給料以外もチェックしよう!自由な働き方も1つの手段
20代で仕事選びをする際は給与以外もチェックすることをおすすめします。たとえば、勤務時間や休日などに関する条件を確認して、就職した後に後悔しないようにしましょう。
また昨今は、自由な働き方をして副業などで収入を伸ばす20代も増えています。今回は自由な働き方の具体例として、フリーランスや日給制について紹介しました。自由な働き方をしたい場合は参考にしてください。
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