「仕事がきついから、次を決めずに今すぐ退職したい」
「次を決めずに退職してしまって、経済的に困っている」
以上の悩みを抱えている方は、この記事をご覧ください。20代が転職先を決めずにやめた場合、「どうなるのか?」「仕事を辞めてしまった場合は、どうすればいいのか?」などがわかります。退職についての不安を抱えている場合は、ぜひ参考にしてください。
次を決めずに退職する20代の割合はどれくらい?
マイナビの調べによると、離職中に転職した20代男性の割合は26.9%、女性の割合は29.9%でした。(参考:転職動向調査 2022年版(2021年実績)|マイナビ)
離職中に転職している場合、次を決めずに前職を退職していると考えられます。つまり20代では、4人のうち1人以上が次を決めずに退職していることになります。20代は次を決めずに退職してもなんとかなるものなのでしょうか。
20代は次を決めずに退職してもなんとかなる?
20代は次を決めずに退職しても、比較的すぐに転職できるから、なんとかなるという意見もあります。なぜなら、20代はポテンシャルで採用されることがあるため、就職しやすいからです。
ポテンシャル採用とは、スキルや経験よりも、応募者の人柄や将来性、潜在能力を重視して行われる採用方法のことです。
20代の場合、経験やスキルが足りなかったり、異業種からの転職であったりしても、ポテンシャル採用により他の年代よりも比較的採用されやすい傾向にあります。
20代が次を決めずに退職するメリット
20代で次を決めずに退職をすると、次のようなメリットがあります。
- 仕事以外の経験を積める
- 自分のキャリア設計を熟考できる
- イヤな仕事を続けずに済む
すでに退職してしまった場合は、メリットを確認して、まずは前向きになりましょう。
仕事以外の経験を積める
次の仕事を決めずに退職をすると、時間がたっぷりあるため、さまざまな経験を積めます。たとえば長期の旅行を楽しんだり、大学に入り直したりすることができるため、通常の社会人生活では実践が難しいことにチャレンジできます。
仕事以外の経験をつむことで、新たな人脈やスキルの獲得につながることもあるでしょう。
自分のキャリア設計を熟考できる
仕事をやめて自分のキャリア設計をしっかりと考えられるメリットもあります。具体的には、自分の強みや適正を分析して、本当に自分のやりたいことを明確にしたり、自分の能力を活かせる仕事を探したりできます。
またマイホーム購入までの資金計画や起業の可能性などの30代や40代に向けての人生設計について考える時間を確保できる点も魅力です。
イヤな仕事を続けずに済む
現在の仕事をイヤで続けているのであれば、すぐに仕事を辞めることでストレスを貯めずに済みます。心の病気になるのも避けられるため、つらい場合はまずは仕事をやめるのも1つの手段でしょう。
また現在イヤな仕事を我慢し続けると、30代や40代になって後悔するかもしれません。年齢が高くなるほど転職は難しくなるため、後悔する頃には新しいキャリアを築くことが難しくなっています。将来の後悔を避けるためには、20代で仕事を変えることも時には大切です。
20代が次を決めずに退職したら後悔する?デメリットについて
20代が次を決めずに退職した場合、メリットがある一方で、収入が途絶えたり、再就職で不利になったりするデメリットがあります。転職先を決めずに退職を考えている場合は、デメリットについても熟考することが大切です。
収入が途絶える
次を決めずに退職した場合、収入が途絶えてしまい困窮するリスクがあります。困窮を避けるためにも、十分に貯金をして退職することをおすすめします。
また貯金がないにも関わらず、すでに退職してしまった場合は、まずは雇用保険給付を受けるようにしましょう。保険からの受給でも足りない場合は、アルバイトなどで収入を得る必要があります。
再就職で不利になることがある
離職期間が3ヶ月以上になると、再就職が厳しくなることがあります。そのため、再就職までの期間が3か月以内に収まるように就職活動をすることをおすすめします。
また就職する際に離職期間が長くなる場合は、その理由を答えられるように過ごすことが大切です。たとえば次のような理由があれば、企業への印象を悪くするのも避けられるでしょう。
- 資格取得のための学習
- キャリアチェンジのための情報収集
- 家族の介護などのやむをえない事情
就職先がなかなか見つからなかった場合は、転職活動をしたが時間がかかってしまったことを正直に伝えることも1つの手段です。
20代が次を決めずに退職した場合にできること
20代が次を決めずに退職した場合にできることは次のとおりです。
- 日雇いの仕事で生活費を稼ぐ
- 勉強してスキルを身に付ける
- フリーランスを経験してみる
日雇いの仕事で生活費を稼ぐ
日雇いとは、1日限りの労働契約を結んで働くことです。働いた当日に給料が支払われるため、すぐに生活費を稼ぎたい場合におすすめ。また1日限りの契約であるため、転職活動中でも仕事をやりやすい点も魅力です。
失業給付金が受給できる期間は90日〜150日と定められています。もし期限内に転職活動を終えられなかった場合は、日雇いの仕事やアルバイトですぐにでも生活費を稼ぐことも大切です。
勉強してスキルを身に付ける
退職して新しいキャリアを築いたり、前職とは異なる業界で働きたい場合は、勉強をしてスキルを身に付ける必要があるでしょう。
たとえば専門学校に入って資格を取得したり、大学で専門分野について研究したりすることなどが考えられます。勉強やスキルの取得であれば、転職をする際に面接でアピールすることもできます。
フリーランスを経験してみる
自由な働き方に憧れがある場合は、フリーランスを経験してみるのも1つの手段です。今はインターネットで活動をすればすぐにでもフリーランスとして仕事を獲得できます。
クラウドソーシングサイトに登録したり、フリーランス専門のエージェントに相談したりして自由な働き方を経験してみてはいかがでしょうか。
20代が次を決めずに退職した場合にすべきこと
転職先を決めずに退職した場合、次のことを忘れずに行うようにしましょう。
- 国民健康保険への切り替え手続きをする
- 国民年金の免除を検討する
- 失業給付金について調べておく
転職後に以上を実行しないと、受けられるはずの支援を見逃したり、ケガや病気をしたときに病院で治療を受けられなかったりします。後悔しないためにも、忘れずに実施するようにしましょう。
20代で次を決めずに仕事を辞めた体験談
20代で次を決めずに仕事をやめた体験談を2つ紹介します。
何も決めずに退職してフリーランスに
何も決めずに建設会社を辞めて整体の学校に行った後に、フリーランスとして働いたという事例があります。
20代前半に2年間勤めた建設会社を辞め、整体師というまったく異なる分野でのフリーランスへ転身。専門学校に3年間通い国家資格を取得し、その後は苦労をしながらも整体師として生活できるくらいの収入を得られるようになりました。
さらに整体師からWebライターやマーケターに転身。そのままフリーランスを続け、家族も築いて、それなりに幸せな毎日を送っているようです。
人間関係が嫌で仕事を辞めて再就職
新卒でブラック企業に就職してしまい、人間関係がイヤになり次を決めずに仕事を辞めて再就職を目指した事例があります。人間関係の他にも、長時間労働で疲弊したことが仕事をやめるきっかけになったようです。
200万円の貯金があったものの、転職活動をせずにのんびりと過ごす日々を過ごしていました。無職の生活を続けるうちに貯金が徐々に減っていき、とうとうパートで仕事をはじめることに。転職活動をするも、なかなか正社員での内定をもらえず苦労したそうです。
あきらめずに転職活動を続けると、優良企業からポテンシャル採用をしてもらえ、なんとか正社員に復帰できたとのことです。
次を決めずに退職しても20代であれば頑張り次第でなんとかなる
次を決めずに退職しても20代であれば、諦めずにがんばるとなんとかなると考えられます。しかし、もし正社員を続けたいのであれば、早めに転職活動をすることをおすすめします。
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