これから仕事をはじめようと思った場合、社員寮と一人暮らしのどちらにしようか迷うことはありませんか?
後悔のない快適な生活を送りたい場合は、両者のメリットやデメリットをしっかりと把握したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、社員寮と一人暮らしのメリットやデメリットについて詳しく解説します。社員寮での暮らしに不安がある場合も、ぜひ参考にしてください。
社員寮と一人暮らしのメリットを比較
まずは社員寮と一人暮らしのメリットを比較してみましょう。
社員寮のメリット
社員寮のメリットは次のとおりです。
- 生活費を抑えられる
- 同僚が身近にいる
- 家事の負担を減らせる
各項目について解説します。
生活費を抑えられる
社員寮に入居する費用は、一人暮らし用の部屋を借りるよりも安価です。住居費があまりかからないため、生活費を抑えられます。
企業によっては、光熱費込みでも月に5,000円くらいに収まる場合もあり、食堂付きの場合は食費も安く抑えられるメリットがあります。
生活費を抑えられることは、社会人になりたてで給与の低い若手社員にとっては、大きな魅力ではないでしょうか。
同僚が身近にいる
まだ結婚をしていない若手社員は、独身寮に入ることが多いのですが、そこには同僚が一緒に住んでいることもあります。
同年代の社員や先輩社員が同じ寮内にいると、仕事の悩みや愚痴などを打ち明けられるため、仕事のストレスを解消できるかもしれません。
同じ会社で働く仲間同士だと、話の内容に共感してもらいやすいため、相談することで気分もすっきりするでしょう。
家事の負担を減らせる
一人暮らしの経験者であれば、社員寮暮らしは家事の負担を減らせることに大きな魅力を感じるかもしれません。
一人で暮らす場合は、本来であれば食事の準備や片付け、水回りの掃除などを自分でする必要があります。
しかし社員寮で暮らすと、それらの家事はスタッフがやってくれるため、家事の負担を大幅に減らせるのです。
一人暮らしのメリット
一人暮らしのメリットは次のとおりです。
- 生活力が養われる
- 自由に生活できる
- 人を呼びやすい
それぞれのメリットについて解説します。
生活力が養われる
一人暮らしをすると生活力が養われます。
生活力とは自分で自分の世話をする能力で、食事の準備や片付け、部屋の掃除、洗濯などを一人でできる力をさします。
さらに朝起きて、遅刻をせずに会社に出勤できることも生活力に含まれます。
一人暮らしをすると、家で過ごす時間は誰の助けも借りることができないため、自然と生活力が養われるのです。
自由に生活できる
一人暮らしの場合、仕事が終わって帰宅した後は自由な時間を満喫できます。
社員寮だと食事の時間が決められていたり、同僚や上司の話に付き合わされたりすることもあるかもしれません。
とくに人間関係のわずらわしさから解放されることは一人暮らしの醍醐味です。「一人暮らしに関する意識調査」によると、人間関係が煩わしいことを理由に一人暮らしを始めた人は4割近くに上ります。
引用:一人暮らしに関する意識調査|(公社)全国宅地建物取引業協会連合会
人を呼びやすい
一人暮らしは友人や恋人などを呼びやすいことが魅力です。
社員寮の場合、1つの建物に同僚や先輩が一緒に生活しているため、会社とは関係のない友人や恋人を呼びにくいのではないでしょうか。
一人暮らしであれば、気兼ねなく人を呼んで楽しむことができます。ただし騒ぎすぎて近隣からクレームが入る状態は避けるようにしましょう。
社員寮と一人暮らしのデメリットを比較
次に社員寮と一人暮らしのデメリットを比較してみましょう。
社員寮のデメリット
社員寮のデメリットは、次のとおりです。
- プライベートの時間を確保しづらい
- 部屋を自分で選べない
- ルールに縛られる
社員寮は一定のルールに従って生活する必要があるため、ときにはストレスを感じることがあるかもしれません。
プライベートの時間を確保しづらい
社員寮は同僚や先輩、ときには上司が一つ屋根の下で暮らすため、完全なプライベートな時間を確保しにくいかもしれません。
寮によっては、共同の食堂で食事をとるようになっています。
そこで上司や先輩と一緒に食事を摂ることになると、長い話に付き合わされたり、ときには仕事の話をされたりする可能性もあります。
またトイレや入浴施設が共同であれば、そこで上司や先輩などとばったり出くわすこともあるでしょう。
部屋を自分で選べない
社員寮は入寮前にすでに部屋が決められていて、自分で部屋を選べないこともあります。
またすでに家電や家具が備え付けられている場合は、自分好みに部屋を模様替えしにくいこともデメリットです。
部屋の模様替えで気分転換する習慣がある人にとっては、ストレスになるかもしれません。
ルールに縛られる
社員寮には次のようなルールが設けられていることがあります。
- 寮内の清掃活動への参加
- 近所への奉仕活動への参加
- 共有スペースの利用時間の厳守
- 外出時の門限
ルールがあると自由が制限されるため、ストレスになるかもしれません。
しかし同じ建物内で社員同士がトラブルなく過ごすためには、ルールが存在するのも当然といえるでしょう。
一人暮らしのデメリット
一人暮らしのデメリットとして考えられることは次のとおりです。
- 生活費がかかる
- 生活リズムが乱れやすくなる
- 孤独を感じる
各デメリットについて解説します。
生活費がかかる
一人暮らしのデメリットとしてまず考えられるのが生活費がかかることです。2022年の家計調査によると、一人暮らしの生活でかかる費用の平均は161,753円でした。
生活費の内訳は次のとおりです。
項目 | 費用 |
食料 | 39,069 |
住居 | 23,300 |
光熱・水道 | 13,098 |
家具・家事用品 | 5,487 |
被服及び履物 | 5,047 |
保健医療 | 7,384 |
交通 | 3,823 |
自動車等関係費 | 8,472 |
通信 | 7,008 |
教養娯楽 | 17,993 |
その他の消費支出 | 31,071 |
合計 | 161,753 |
生活リズムが乱れやすくなる
一人暮らしは自由に生活できるがゆえに、ついつい生活リズムが乱れやすくなります。生活リズムが乱れると体調を崩したり、仕事のパフォーマンスが低下したりします。
生活リズムが乱れないようにするためにも、まずは就寝時間を自分で管理して、朝からすっきりと起きられる状態にすることが大切です。
孤独を感じる
一人暮らしをすると孤独を感じる人も多いようです。株式会社AlbaLinkが行ったアンケート調査によると、7割以上の人が一人暮らしで寂しいと思うことがあると回答しています。
引用:【一人暮らしで寂しいと思うことランキング】男女530人アンケート調査|PRTimes
さらに同調査によると、「一人で食事をするとき」や「気持ちを共有したいとき」に寂しさを感じる人が多いようです。
社員寮であれば、みんなで食事をしたり、仕事の悩みを共有できたりするため、寂しさを感じやすい人は社員寮の利用を検討したほうがいいのかもしれません。
メリットとデメリットを考えて社員寮と一人暮らしを選ぼう
社員寮と一人暮らしのどちらかを選ぶ場合は、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと比べたうえで判断して、後悔をしないようにしましょう。
この記事ではそれぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説したので、参考にしてください。
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