【上番・下番ってなに?】警備業界でよく使われる専門用語について解説

上番・下番ってなに?警備業界でよく使われる専門用語について解説

上番(じょうばん)・下番(かばん)は警備業界用語の一つで、なじみのない方も多いと思います。

簡単に言うと上番は予定通り出勤したという報告、下番は勤務が終了した報告をするという意味です。

警備業界は直行直帰が多い関係上、上番・下番が必要になったという背景があります。

警備業界では上番・下番は広く用いられているので、警備業界に就職を希望される際はあらかじめ知っておくとスムーズに業務に入ることができます。

今回は警備業界の業界用語である上番・下番について解説するとともに、実際に現場でどのように使われているかについてお伝えしていきます。

目次

上番(じょうばん)・下番(かばん)とは

上番(じょうばん)とは「これから勤務につきます」という報告を管理者にすることです。

上番を行うタイミングについては会社によって様々なので勤務前に確認が必要です。

現場についた時にする場合もあれば、勤務開始時にする場合もあります。

下番(かばん)とは「勤務が終了しました」という報告を管理者にすることです。

警備の仕事は直行直帰が多い関係上、下番を行うことで予定通り勤務が終わったことを管理者に伝えることができます。

トラブルや予定外の残業があった場合に、管理者に報告する手段としても下番は必要です。

警備業界では上番・下番の習慣は広く一般的なものであり、怠ると管理者から注意を受けるので勤務する際は忘れないように意識しましょう。

上番・下番は元々軍隊用語のなごり

上番(じょうばん)・下番(かばん)は一般的に聞きなれない用語ですが、元々は軍隊用語が由来という説があります。

元々上番・下番は、軍隊の駐屯地の当直勤務や警衛勤務(駐屯地の警備)で用いられていた用語です。

陸軍では当直勤務のことを「週番」と呼んでおり、「番を交代する」というのが上番・下番の由来となり広く使われていました。

なぜ警備業界で上番・下番が用いられるようになったのかについては、日本で初めて民間人が施設警備を行ったのが、GHQに雇われた旧日本兵であったためという説があります。

警備業界で上番・下番が用いられる理由

警備業界で上番・下番が使われるのは、警備の仕事が直行直帰が基本という勤務形態であるのも大きく関係しています。

なぜ直行直帰だと上番・下番が必要なのかについて、具体的に項目に分けて解説していきます。

勤務状況の把握

勤務状況の把握は、上番・下番の最も大切な目的の一つです。

一般的な会社と異なり警備の仕事はタイムカードで勤務状況を管理することが困難なので、代わりに上番・下番で勤務状態の把握を行っています。

警備の仕事は直行直帰が多いので、上番・下番がないと業務上の事故などのトラブル・突然の残業が起こった時に管理者がすぐに気づくことができません。

勤務が予定通りに実行されているかを確認し、不測の事態を早期発見し速やかに対処するためにも上番・下番は必要なのです。

欠員が出た場合に早期に対処するため

上番・下番を行うことで、遅刻や当日欠勤などで欠員が生じた場合に管理者が早期に発見・対処することができるという目的があります。

警備の仕事は欠員を出したままにすることができない特徴があり、欠員を出せない理由は2つあります。

1つ目は警備が安全を守る業務であり、欠員を出してしまうと警備が手薄になるなど安全上の問題が生じ、通行人などに影響が生じるリスクがあるためです。

もう1点は顧客との契約の際に警備に配置する人員の数は決められており、欠員が出たままにすると契約と異なってしまい顧客との信頼関係に悪影響を及ぼすためです。

上番・下番で勤務予定者が全員予定通り配置についたことを管理者が把握することで、万が一欠員が生じた場合に速やかに対処することができます。

正確な給与の計算を行うため

上番・下番は、勤務状況に応じた給与を正確に支払ってもらうためにも必要となります。

警備業界で働く人は多彩な勤務形態や時間で働いている関係上、給与計算が複雑という特徴があります。

そのため管理者が実際の勤務状況に応じた正確な給与の計算を行うために、警備業界では上番・下番が用いられているのです。

上番・下番がないと特に残業があった場合に、給与が正確に支払われないリスクがあります。

多彩な勤務状況に応じた給料をきちんと支払ってもらうという意味でも、上番・下番が必要なのです。

上番・下番を報告する方法

上番・下番を行う際の手段については、会社によってさまざまな方法が用いられています。代表的な方法について説明します。

電話

電話は代表的な上番・下番を報告する手段として広く用いられています。

会社に直接電話をいれるので、他の方法より確実性が高いのがメリットです。

電話を用いる最大のデメリットは、上番・下番の時間が重複すると電話がつながりにくくなることです。

報告の電話がつながらず、勤務に入れないという事態が起こることもあります。

他にも電話が苦手な人にとっては、毎回上番・下番のために電話をかけることに負担を感じるかもしれません。

現場や会社によっては、代表者がまとめて電話をすることもあります。

また、電話代金については個人負担であることが多いようです。

メール

メールを用いて上番・下番を行う現場・会社もあります。

メールは電話より費用がかからず手軽で負担感も少なく、電話のように混雑してつながりにくくなりにくいのがメリットといえます。

デメリットとしては、送信・受信エラーで報告ができておらず、トラブルになる可能性があることです。

メールの場合はきちんと送信できたか確認する習慣をつけること・会社からのメールが迷惑メールにならないように設定しておくことが必要になります。

専用アプリ

最近では専用アプリで上番・下番を管理している現場・会社もでてきました。

専用アプリをあらかじめインストールしておき、アプリ内で上番・下番を報告するだけなので最も手軽な方法です。

アプリによってはGPSで不正な報告ができないよう対策されている・勤怠管理や給与計算が楽という管理者側のメリットもあります。

デメリットとしては、勤務前に専用アプリを予めインストールしておく必要があることです。

不正をするつもりはなくても、GPSで管理されるということ自体に抵抗がある人が多いのではないかという懸念もあります。

上番・下番は警備業界独自の報連相のひとつ

上番・下番は警備業界用語の一種です。

上番(じょうばん)とは「これから勤務につきます」という報告をすること、下番(かばん)とは「勤務が終了しました」という報告をするという意味です。

警備の仕事は安全を守る仕事である関係上、あらかじめ決められた人員を欠くことができません。

上番・下番を行うことで、予定通り勤務についているかどうかを確認することができる管理上のメリットがあります。

警備業界は直行直帰が多く勤務形態が様々であるという特徴も、上番・下番が広く一般的になっている理由の一つです。

勤務する側としては多少の手間がありますが、勤務状況にあった正確な給料を貰うためには上番・下番は欠かせないものとなっています。

聞き慣れない言葉なので難しいように感じるかもしれませんが、結局は上番・下番も報連相の一種なので難しく考えなくても大丈夫です。

上番・下番のタイミングや方法については会社によって様々なので、警備の仕事をする前に確認し忘れずに実施するようにしてください。

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