転職活動にあたって自分に合った企業を選ぶことは大切ですが、そもそも選び方がわからないという人もいるのではないでしょうか。
ただ何となくで転職先を決めてしまうと、後々後悔することになりかねません。
ここでは、企業を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。企業選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
まずは自己分析をしっかり行おう
企業を選ぶ前に、まずは自己分析をしっかり行うようにしましょう。
自己分析とは、自身の長所・短所や性格、強み、スキルなどを改めて見つめ直し、整理することです。
自己分析を行うことで企業を選ぶ軸がはっきりするため、転職活動を行ううえで自分が何を優先したいのか、どのような基準で企業を選べばよいのかがわかってきます。
ワークライフバランスを重視したいから残業が少なく、休みがしっかり取れる会社がよい、今住んでいるところが好きだから地域密着型の会社がよい、など、少しずつ自分に合った企業が把握できるようになるでしょう。
自己分析についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

【要チェック!】自分に合った企業を選ぶためのポイント
ここでは、自分に合った企業を選ぶためのポイントをまとめました。企業について詳しく調べておくことで、入社後のミスマッチも防げるはず。くまなくチェックしてください。
事業内容
まずは、事業内容を調べましょう。チェックする項目は以下のとおりです。
- 顧客は個人か法人か
- 商材は何を取り扱っているか
- 企業理念はどのようなものか
- 地域密着型か全国展開か
- これからどのような事業を展開しようとしているか
- どのような点で社会に貢献しているか
顧客が個人か法人かによって、業務内容は大きく変わります。
営業のアプローチの方法も変わってきますし、一度の契約で動く額も大きく違います。また、企業の顧客にも注目するとよいかもしれません。お客さんとの信頼関係を重視して働きたいのであれば、顧客は個人の企業がよいでしょう。
企業理念は、企業の経営者の考えをわかりやすく言語化、明文化したものです。企業理念に共感できれば、入社後もそれほどミスマッチを感じず、モチベーションを高く持って働けるでしょう。
全国展開している企業は転勤の可能性もある一方、地域密着型の企業であれば、地域に根差した仕事ができるでしょう。
また、これからどのような事業を展開しようとしているかもわかるといいですね。その会社がどのような方向に進んでいくのかが見えてきます。
企業理念については、以下の記事も参考になります。ぜひ参考にしてください。

企業規模
企業がどれくらいの規模であるかもチェックしておくとよいでしょう。なぜなら、企業規模は収入や働き方にも大きな影響を与えるからです。
「大きなプロジェクトに携わりたい」「大規模な仕事がしたい」という軸があれば、規模が大きい企業を選ぶのがおすすめ。一方、スタートアップ企業やベンチャー企業のように社員が少ない会社であれば、仕事の裁量権が大きい反面、さまざまな業務をこなすスキルも必要になるでしょう。
具体的な仕事内容
気になる企業を絞り込めたら、具体的な仕事内容も確認しましょう。
仕事内容が明確にわかっていれば、これまで培ってきたスキルや知識、経験を発揮できるかをおおいにアピールできますね。入社前に、自身が持っているスキルや経験が仕事内容と合わないことがわかれば、入社後のミスマッチを防げるでしょう。
社風や企業の雰囲気
社風や企業の雰囲気をチェックしておくことも大切です。転職を検討している人のなかには、会社内の雰囲気をもっとも重視している人も多いかもしれませんね。
しかし、社風や雰囲気は実際に入社してみないとわからないことが多くあります。可能であれば働いている人のお話を直接聞けるのがベストですが、難しいようであれば、企業の公式サイトや口コミサイト、SNSをチェックしてみましょう。
おもに、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
- 社員の表情や服装はどうか
- 社員の年齢層や男女比率はどうか
- オフィスはきれいに清掃されているか
- 社内行事やイベントはどのようなものがあるか
- アットホームか体育会系か
社風や雰囲気が自身のライフスタイルや性格に合うかをチェックしておけば、長く働き続けられる可能性が高くなります。
たとえば、アットホームをアピールしている企業なら社内イベントが多くあることが考えられます。コミュニケーションを積極的に取りたいという人には向いていますが、休みはプライベートを優先したいという人にとっては負担になるかもしれません。
給料や条件がよくても、社風が合わなければストレスの原因になってしまいます。必ず社風や雰囲気を確認したうえで、自分に合う企業を選びましょう。
福利厚生
福利厚生も必ずチェックしておきたいポイントです。給与や残業代はもちろん、勤務時間、有給取得率、各種保険などを確認しておくとよいでしょう。
福利厚生が整っているかはワークライフバランスに大きな影響を与えるため、給与や待遇、働き方を重視している人は念入りにチェックしておくことをおすすめします。
教育体制
教育体制が整っていれば、入社後も安心して働けますね。
具体的なポイントとしては、新人研修の有無や充実したマニュアルがあるかなどをチェックしましょう。教育に注力している企業は、離職率も低いと予想されます。
離職率
可能であれば、離職率も調べておくとよいでしょう。
給与や条件がよくても離職率が高い場合は、企業に何らかの問題があるかもしれません。
離職率は、四季報や求人サイトに掲載されているほか、ハローワークに問い合わせてみることでも調べられます。
仕事選びの失敗例と失敗しないために!
ここでは、仕事選びの失敗例を紹介。失敗しないためにどうすればよいのか、対策を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
やりがいを感じられない
とりあえず転職したけれど、仕事にまったくやりがいを感じられず、今後もこの仕事を続けてよいのか悩んでいる。
これは、自分が何をやりたいのか明確にしないまま、何となく転職先を決めてしまったことが原因です。
転職活動を始める前、入社後のミスマッチを防ぐために、まずは自己分析をしっかり行いましょう。また、転職サイトなどで多くの求人情報を見ることも必要です。
求人情報の仕事内容や福利厚生などを細かくチェックすることで、自己分析によって見えてきた自分の優先条件や選定基準とマッチする企業かが掴めてきます。
年収だけで入社したら激務だった
前職より給料がアップするという理由だけで入社したら、激務すぎて転職を後悔したという人もいるようです。
仕事内容が合わない、忙しすぎる、残業が多すぎる、休みが取れない。そのような理由で転職を失敗したと思う人も少なくありません。
年収だけが理由で転職を考えている人は、今の仕事で昇給できないかをまず確認しましょう。そのうえで転職先を決める際は、求人情報にある年収だけで判断しないことが重要です。給与については、入社前に面接などでしっかり確認しておいてください。
ほか、転職先で働いている人の一日の流れを調べてみるのもひとつの手。業種によっては繁忙期と通常期のギャップが激しいケースもあります。そのため、繁忙期の一日の流れを聞いておくのもよいでしょう。
面接で聞いていたことと違っていた
いざ働き始めたら、面接時に聞いていた労働条件や給与額が違っていたという人もいるようです。たとえば、「事務職採用と聞いていたのに、入社後に営業もしてほしいと言われた」などのトラブルが生じるケースがあります。
対策としては、内定が出てから入社するまでの間にもらう労働条件通知書をチェックすることが効果的。
通知書には、勤務地や仕事内容、休暇や賃金、労働時間などについて書かれています。その内容が求人票や面接で聞いた内容と異なっていた場合は、すぐに転職先に連絡して確認しましょう。その際に異なっているようであれば、入社を取りやめることも可能です。
入社後に後悔するよりも転職活動をし直して、もっと自分に合った企業を見つけるのが賢明と言えるでしょう。
まとめ
企業の選び方にはさまざまなポイントがありますが、まずは転職活動の軸を明確にするために自己分析をしっかり行うことが大切です。
自分のやりたい仕事や譲れない条件を明確にしたうえで、希望の転職先を見極めていきましょう。その際に仕事内容や福利厚生、社風などをしっかり調べておくと、入社後のミスマッチを防げる可能性が高くなります。
エクストでは、
- 相手の意見を尊重できる人
- 最後まで諦めずに努力できる人
- 常に新しいことを学び、成長し続けることができる人
- 変化に柔軟に対応し、新しい環境に適応できる人
- 自分の仕事に責任を持てる人
- チームワークを大切に働ける人
- 自分の能力を周囲のために役立てたい人
このような人材を募集しています。
自己分析をしたうえで、エクストが求めている人材にマッチしていたらぜひ応募してみてください。入社後もミスマッチを感じることなく、楽しく働けるでしょう。