都会と田舎どっちに住む方が幸せ?それぞれのメリット・デメリットを解説!

都会あるいは田舎へと住む場所を変えようとした場合、「都会暮らしと田舎暮らしはどっちが幸せになる?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

都会暮らしと田舎暮らしについて幸せの尺度を計りたい場合は、まずはそれぞれのメリットとデメリットを比較することが大切です。

本記事では、都会暮らしと田舎暮らしのメリットやデメリットについて詳しく解説するので、参考にしてください。

目次

そもそも都会と田舎の定義とは?

都会と田舎には具体的な定義がありません。しかし定義がはっきりしていないと、両者の比較が難しくなります。そこで本記事では、都会と田舎を比較するにあたり、それぞれを次のように定義します。

都会の定義

都会とは、人口が多く、商業施設や工業施設が豊富に立ち並ぶ地域です。各種イベントが開かれるような文化的設備もたくさんあります。

田舎の定義

田舎とは、都会から離れた場所にあり、人口が少なく田畑が多く自然豊かな地域です。都会に比べて文化的設備や商業施設、工業施設が少ない点も特徴です。

価値観次第で幸福度は変わる

都会と田舎のどっちが幸せなのかどうかを考える場合、人々の価値観次第で幸福度は変わることを理解しておくことも大切です。

たとえば、肉が好きな人がいれば、魚好きな人もいます。

または、独身で幸せを謳歌する人がいる一方で不幸せな人もいます。

「都会と田舎のどっちが幸せ?」という議論にも、人々の価値観が大きく左右されます。

そのため、一概に「都会が幸せ!」「田舎が幸せ!」というのを決めるのは難しいのではないでしょうか。

お金があることに幸せの価値を見出す人であれば、賃金の高い都会暮らしの方が幸せかもしれません。

一方で地域と人たちと深くかかわることで幸せを感じる人であれば、田舎で暮らした方が幸せになれる可能性があります。

そこで、都会暮らしと田舎暮らしにおけるメリットやデメリットを比べ、自分の価値観で幸せになれるかどうか考えてみることをおすすめします。

以降では、都会暮らしと田舎暮らしのメリットとデメリットを詳しく解説します。

都会暮らしのメリットとデメリット

都会暮らしのメリットとデメリットについて解説します。

メリット

都会暮らしの主なメリットとして、次の3つが考えられます。

  • 公共交通機関が充実している
  • 娯楽施設やイベントが多い
  • ショッピングやグルメの店舗が充実している

それぞれについて解説します。

公共交通機関が充実している

都会は公共交通機関が充実しているため、車がなくてもどこにでも自由に出かけられます。もし公共交通機関が乏しく車を所有しようとした場合、車の本体価格だけではなく、税金や駐車場代、燃料費などのさまざまな負担がかかります。

物価や家賃が高くて生活に多額の費用がかかるイメージを持たれがちな都会ですが、車を持つ必要がない点については経済的なメリットがあるといえます。

娯楽施設やイベントが多い

都会には娯楽施設やイベントの多い点が特徴です。実際に、都会の代表ともいえる東京を例にすると、娯楽やイベントが目的で上京する人も多いです。

娯楽施設やイベントが多いと、退屈することなく毎日を過ごせるため、そこに幸せを感じる人もいるのではないでしょうか。

ショッピングやグルメの店舗が充実している

都会にはショッピングやグルメの店舗が充実しています。ファッションに興味がある人は、都会に住んでいた方がトレンドの服などを田舎よりも購入しやすくなります。

またグルメについては、比較的都会の店舗がテレビや雑誌などで紹介されることが多いため、各種メディアで紹介されたメニューを味わいたい人が都会に住むと幸せかもしれません。

デメリット

都会に住むデメリットとして、次の3つが考えられます。

  • 家賃や物価が高い
  • 自然が少なく騒がしい
  • 通勤が大変

各デメリットについて解説します。

家賃や物価が高い

都会のデメリットは家賃や物価が高いことです。Madulaが都会に住んだ人に行った調査によると、デメリットとして「生活コストが割高でお金がかかる」との回答が最も多い結果となりました。

同じ家賃で部屋を探すと、田舎よりも都会は部屋が狭くなることも都会住まいのデメリットとして考えられます。

自然が少なく騒がしい

都会は田舎に比べて自然が少なく騒がしい傾向にあります。田園風景が広がり静かな田舎で暮らしてきた人にとっては、都会の環境がストレスになるかもしれません。

またお金をかけずに気軽に子どもを遊ばせるような場所も限られるため、子育てをやりづらく感じることもあるでしょう。

通勤が大変

都会は朝の通勤が大変です。例えば、毎朝電車を乗り継いで出勤する場合、乗り継ぎ先の電車の出発時刻に合わせて駆け足をするケースもあります。

またラッシュ時は、狭いバスや電車の中にすし詰め状態になることも多く、慣れないと仕事の前に疲れ切ってしまうこともあります。

田舎暮らしのメリットとデメリット

田舎暮らしのメリットとデメリットについて解説します。先述した都会暮らしのメリットやデメリットと比べながら、自分の価値判断を交えどっちが幸せかどうか考えてみてください。

メリット

田舎暮らしをする場合、次のメリットが考えられます。

家賃や物価が安い

田舎のメリットは家賃や物価が安い点が魅力です。総務省の統計局のデータをもとに、1カ月当たりの家賃について上位5地域と、下位5地域を抽出すると次のとおりです。

※「都道府県別でみる住宅状況|総務省統計局」をもとに作表

上位5地域には東京近郊の大都市や大阪などが入りました。これらの都市部の家賃を平均すると、64,303円です。一方で下位5地域には東京や大阪などの都市部から遠く離れた九州や東北などの地域がみられます。これらの地域を平均すると、38,689円です。

ここから、都市の家賃に対する田舎の家賃の倍率を計算すると0.6倍になります。つまり、都市に比べて田舎は4割引きくらいで部屋を借りられることになるため、経済的な負担を大幅に軽減できるのです。

自然豊かで静かな環境で過ごせる

田舎は自然が豊かで静かな環境なので、ストレスを軽減する効果が期待できます。環境省の調査によると、都市環境に比べて森林環境の方が緊張や不安、抑うつ、落ち込みなどのネガティブな精神状態が軽減されることが示されました。

引用:国立公園の健康効果とは?|環境省

都会暮らしにストレスを感じる人は、田舎暮らしでリラックスすると幸せに暮らせるかもしれません。

友人を作りやすい

田舎は都会よりも地域コミュニケーションが活発なので、友達を作りやすいかもしれません。また、もともと田舎暮らしだった人が地元に戻ると、旧友と以前のように交流を深められる可能性があります。

デメリット

田舎暮らしのデメリットは次の通りです。

  • 虫が出る
  • 近所付き合いがある
  • 娯楽施設やイベントが少ない
  • 車が欠かせない

それぞれについて詳しく解説します。

虫が出る

田舎暮らしに虫はつきものです。例えば次のような虫は頻繁に出没します。

  • カ(蚊)
  • ゴキブリ
  • ムカデ
  • クモ

慣れてしまえば問題ありませんが、虫が苦手な人にとっては、毎日が不安だらけで幸せを感じられないかもしれません。

近所付き合いがある

田舎暮らしをすると町内会や自治会、子ども会、祭りなど近所の集まりや地域ならではのイベントが多くて近所付き合いが濃厚です。近所付き合いを避けると、悪い評判を立てられ、トラブルに発展することもあります。

娯楽施設やイベントが少ない

田舎には娯楽施設が少なく、都会で催されるような人気のイベントもあまり開催されません。ライブやスポーツ観戦、舞台鑑賞などいろいろと楽しみたい方にとっては、田舎暮らしが退屈になり幸せを実感できない可能性があります。

車が欠かせない

田舎は公共交通機関が発達していないため、田舎暮らしをする場合は車が欠かせません。乗用車市場動向調査によると、車の維持にかかる月の負担額は11,300円です。さらに年間維持費について、費用別の割合を示すと次のとおりです。

引用:2021年度 乗用車市場動向調査 

最も多いのは年間で20万円未満の負担です。次いで、30万円という結果になりました。以上から、車を所有するためには相応の負担が生じるようです。

都会と田舎どっちが自分にとって幸せか考えてみよう

都会と田舎暮らしのどっちが幸せかどうかを判断するためには、それぞれのメリットとデメリットを比べ、自分の価値観と照らし合わせながら考えることが大切です。

それぞれの環境に慣れてしまうと、別の環境に身を置く方が幸せなように錯覚してしまうこともあります。選択を誤ると、都会もしくは田舎に移り住んだ後に後悔する可能性があるため注意しましょう。

いろいろと考えて、「田舎暮らしよりも都会暮らしをしたい!」と思ったら、仕事の紹介についてはエクストにご相談ください。東京や東京近郊で働きたいという希望をお伝えいただけると、都会に暮らしながら働ける仕事を紹介します。

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