会社がビジョンを掲げる意味とは?価値観との違いについても解説!

会社 ビジョン

会社が提示しているもののひとつに、「ビジョン」があります。ビジョンは会社にとって必ず必要なもの。ビジョンがなければ、会社として衰退してしまう可能性もあるほど大切なものです。

ここでは、会社がビジョンを掲げる意味についてまとめました。同じ意味で捉えられがちな「価値観」との違いについても解説しています。

ぜひ参考にしてください。

目次

そもそもビジョンとは何か?

会社が掲げている「ビジョン」とは、「会社が実現したい未来」を指します。わかりやすく言えば、会社の社員全員が共通で認識している「会社の行き先」です。

会社を経営していくうえで目指すべき業績やパフォーマンスなどを具体化し、長期の経営計画が凝縮されたものであることが多いようです。

ビジョンには、「今後5年間で売上を20億」「約3兆円の成長投資を行う」「10億人の健康寿命を伸ばす」など具体的な数字が入るものも多々あり、企業の成長や時代に合わせて変えられていきます。

ビジョンは、会社経営の「戦略」とも言えるかもしれません。

会社として目指すべき未来が提示されていないと、組織はどこに向かえばよいのかわからず、発展が止まってしまいます。

進む方向がしっかりと示されていることで、会社は時代に合わせて柔軟に変化し、どんどん成長していけるのですね。

会社がビジョンを掲げる意味とは?そのメリットについて解説

ビジョンをしっかりと掲げている企業は目標がはっきりしているため、時代の変化とともに成長していくことができます。

しかし、ビジョンは社内に浸透して初めて、その効果をおおいに発揮します。いくらビジョンが掲げられていたとしても、社員に周知されていなければ意味はありません。

メリットを享受するためにも、研修やコミュニケーションの活発化などを図り、まずはビジョンを社内に浸透させることから始めましょう。

会社がビジョンを掲げることで、以下のようなメリットがあります。

会社の進むべき方向性を示せる

ビジョンを浸透させることで、会社の進む方向性を社内・社外に対し明確に示すことが可能です。

社内向けのメリットとしては、社員が一体感を持ちやすくなり、チームワークが強化されること。進む方向性を共有することでチーム間の連携が自然と向上し、互いに協力しやすい環境を実現できるでしょう。

対社外においても、顧客からの印象がよくなったり、採用活動でも求職者にポジティブな印象を与えられたりと、さまざまなメリットを享受できます。

社員が行動する際の基準となる

社員が行動する際の基準として有効に作用する点もメリットと言えるでしょう。仕事をするうえで行動や判断に迷った際、明確なビジョンがあると、それがひとつの判断基準となります。

たとえば、部下を指導する際にもただフィードバックを行うだけでなく、「今の行動は会社のビジョンに沿うものではない」「こちらの選択肢は、会社のビジョンと合致している」など、ビジョンと結びつけて指導することで、より説得力のあるものになります。

社員のモチベーションが上がる

ビジョンがあることで、社員がモチベーションを高く持って仕事に取り組めるようになる点もメリットのひとつです。

先述したように、会社が掲げるビジョンとは「実現したい未来」です。会社が進むべき方向に対して社員が共感していれば、「今、自分の目の前にある業務は会社の未来に繋がっているんだ」と強く自覚できます。

業務への意味づけを行えるようになるため、常にモチベーションを高く持って仕事に取り組めるようになるでしょう。

社内の意見がまとまりやすくなる

共通のビジョンが浸透している会社は社員がひとつの目標に向かっているため、社内の意見がまとまりやすくなる点もメリットです。

ビジョンが社内の共通認識として機能しており、社内のコミュニケーションも会社のビジョンが基盤となっています。ビジョンに沿って経営判断を行ったり、行動を取ったりすることが当たり前の状態になっているので、社員の意見もまとまりやすくなるのです。

コミュニケーションがさらに活発化し、会社の業績アップにも繋がっていくでしょう。

今までの古い習慣をアップデートできる

会社のビジョンは、会社の成長や時代の変化などに合わせて変えていくもの。新しいビジョンを掲げることによって、時代や会社の状況に合わなくなった古い習慣や考え方などを壊し、時代に合ったものにアップデートできる点もメリットです。

古いビジョンを壊して刷新することで、経営層はもちろん、社員の考え方もアップデートすることができ、常に新しい価値観や視点で物事を捉えられるようになるでしょう。「時代の変化に応じた考え方や行動が必要なんだ」と、社員がおのずと学べる機会にもなります。

時代の変化に遅れを取ることなく、常に新しい考え方での会社経営が可能になり、より活気のある組織を実現できるでしょう。

会社のビジョンと価値観の違い

会社のビジョンと価値観は似たような意味に捉えられがちですが、実は明確な違いがあります。

先ほども説明したように、会社のビジョンとは「実現したい未来」を指します。

一方、会社が提示する価値観とは、「ビジョンを達成するための考えや行動、持つべき心構え」のことです。

会社のビジョンは1個、もしくは数個であることに対し、価値観は複数提示されている会社も多くあります。ビジョンを達成するために価値観があるので、ビジョンが変わればもちろん価値観も変化させなければいけません。

例を挙げて説明してみましょう。

会社のビジョンが「5年で売上20億を目指す」だとします。

ビジョンを支える価値観として、「チーム一丸となって仕事に取り組む」「会社のために何ができるかを自ら考え、行動に移す」などが考えられるでしょう。 

簡単にまとめると、

  • ビジョン:実現したい未来、目標
  • 価値観:ビジョンを支える行動や考え方の指針

となります。

エクストのビジョンとはどのようなもの?

では、エクストのビジョンについて見ていきましょう。

  • 「経済力」×「時間」×「思い出」を大切にする集団となる
  • 継続的に発展するオンリーワンの思い出カンパニーを創る

情報共有を促進することで「思い出」も共有し、目標を常に確認しながら一緒に進んでいける環境を目指しています。

より良いアイディアを生み出し、アイディアが組織を継続させる。

アイディアがなければ、組織は衰退する。

アイディアを提案する人・実行する人が正しく評価される仕組みづくりを実現させる。

「アイディア」に重点を置いたビジョンです。

各事業部に関わるすべてのスタッフが、「自分の仕事にワクワクしながら積極的にのめりこめる会社」「各事業部が改革・発展を継続できる、さまざまなアイディアがあふれる会社」を目標にしています。

会社のビジョンに共感できればさらに成長できる

会社のビジョンは、社員全員で目指す「共通の未来」を示すことにあります。

自分が今取り組んでいる業務が会社の未来にどのように貢献しているのか、どのような意味があるのかをイメージできているか否かで、成果に大きく違いが出てくるでしょう。

明確なビジョンがある会社は、時代の変化に柔軟に対応でき、なりたい未来に向かってどんどん発展していけます。

ビジョンに共感し、会社が目指す未来を実現するために努力できる人は、自分の仕事に誇りを持って働ける人です。真摯に業務に取り組んでいるうちに、高度なスキルや知識も身についているはず。会社の発展にともなって、社員も大きく成長していけるのです。

まとめ

会社が掲げている「ビジョン」とは、「会社が実現したい未来」「社員全員の共通の行き先」を意味しています。

はっきりとしたビジョンがあることで、社員はビジョンに沿った経営判断や行動ができるようになり、一丸となって目標に進んでいけるため、結果的に大きな成果を上げやすくなります。

会社の成長を止めないためにも、ビジョンは会社にとって必要不可欠なものなのです。

エクストのビジョンは、自分の仕事にワクワクしながら取り組める環境、さまざまなアイディアがあふれ、発展を止めない環境を目指しています。

少しでも共感できたのであれば、ぜひエクストで働いてみませんか?

きっと楽しく仕事ができるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次