お客様によい印象を与え、信頼を得る不動産営業になるには、現場でのスムーズな対応や迅速かつ正確な情報の提供など、お客様に寄り添った行動が不可欠です。そこで、必要になるのが現場で役立つアイテムでしょう。
ここでは、不動産営業をサポートしてくれる必需品を一挙紹介。新人の不動産営業の方は必見です。ぜひ参考にして、お客様に信頼される不動産営業を目指しましょう。
不動産営業に「必需品」が重要な理由とは?
では、なぜ不動産営業にとって「必需品」が重要なのでしょうか?
その理由を知っておくと、アイテムをより効果的に活用できるかもしれません。
お客様への第一印象と信頼感
まず、お客様へよい印象を与えることができ、信頼を得られる可能性が高くなる点が理由のひとつです。
たとえば、お客様を接客している時、内覧している時など、その都度必要なアイテムをスマートに取り出せる営業に対しては、自然と信頼が高まりますね。逆に、説明がわかりにくかったり雑に対応したりする営業に対しては、不信感を抱いてしまいます。
現場での細やかな気配りやスムーズな対応が、お客様との信頼関係の構築におおいに貢献するでしょう。
臨機応変に対応できるようになる
不動産営業は、臨機応変に対応する場面も多くある仕事です。
お客様から急な呼び出しが入った場合でも、必要なアイテムを所持していればオフィスや店舗に戻る必要がないため、すぐに対応できます。お客様を待たせることもないので、時間のロスも減らせますよ。
スムーズな対応が可能になれば、契約の機会を逃さずにすむかもしれません。
不動産営業が必ず持っておきたいアイテム
では、さっそく不動産営業が持っておくべきアイテムを見ていきましょう!
名刺と名刺入れ
不動産業に限らず、営業であれば名刺は必ず持っておかなければいけません。
名刺はビジネスシーンにおいて「企業の顔」としての役割を果たし、受け取る相手の第一印象につながるからです。
なお、名刺を財布やポケットから名刺を取り出すのはマナーに反します。革製などの名刺入れを選び、企業の顔である名刺が折れたり破れたりしないように注意してください。大切な場面で切らさないよう、枚数も常にチェックしておきましょう。
文具類
メモ帳やノート、ボールペン、蛍光マーカー、ふせんなどの文具類を揃えておきましょう。
不動産営業であれば、お客様に図を書きながら説明したり、確認事項をメモしたりとペンを使う場面が多くあります。資料の重要なポイントを示す際には、蛍光マーカーやふせんが活躍します。
ペンは、自分の分だけでなくお客様のペンも用意しておくのがベターでしょう。
上記に述べたアイテムに加え、下敷きボードもあるとなおよいですね。外出時や内覧時など、机やテーブルがない場所で書類を書くときに役立ちます。
書類セット
よく使う書類をクリアファイルなどにまとめておくと、持ち運びに便利です。
たとえば、不動産購入申込書や資金計画書、諸費用明細、契約や決済の案内、媒介契約書、媒介契約更新申出書、媒介契約変更申出書、不動産売渡承諾書、住宅ローンの保証料一覧表、住宅ローン申込書、設備表、賃貸の申込書などが該当するでしょう。
書類セットを持っていることで、契約する際や申込の際、スムーズに進められます。必要な書類については、上司や先輩に確認しておくとよいかもしれません。
スマートフォンやタブレット
モバイルデバイスは、不動産営業にとって必須のアイテムです。
写真撮影やルート確認などはもちろん、物件情報の閲覧にも役立ちます。社内ツールと連携させておけば外出先でも作業ができるため、業務効率もアップするでしょう。
不動産情報アプリや地図アプリ、名刺管理アプリなど役立つアプリが多くあるので、必要なアプリを選んで使ってください。
接客時や商談時には、タブレットが役立ちます。たとえば、物件の画像や動画があれば、お客様も視覚的に理解できてわかりやすくなりますね。モバイルデバイスを有効に使って、仕事を快適なものにしていきましょう。
メジャー
メジャーは、内覧時に収納スペースのサイズやキッチンの幅など、サイズを質問された際に役立つでしょう。お客様の持っている家電や家具が置けるかなど、サイズ確認を求められるケースもあります。
メジャーは、金属製のコンベックスメジャーがおすすめです。しっかりしたメジャーを持っておくと、寸法を正確に測定できます。
印鑑セット
印鑑、朱肉、印鑑マット、ポケットティッシュの一式を常に用意しておきましょう。
賃貸や売買、ローンなどの契約時に申込書を提出してもらうことがあるので、お客様から捺印をもらう際に朱肉や印鑑マットが役立ちます。
自分の印鑑も常に持っておいてください。外出先で書類の印鑑漏れを見つけた場合、すぐに対処できるという利点があります。
ローン電卓
ローン電卓は、固定金利や段階金利などさまざまな機能が搭載されており、多くの活用法がある電卓です。おもに、住宅ローンを計算する際に使います。借入可能額や返済額をシミュレーションできるため、お客様に見積もりや予算を提示できます。
スマートフォンの電卓でも代用できますが、ローン電卓を使っている方が本格派に見えるそうですよ。
折りたたみ傘
折りたたみ傘は、外出先で突然の雨に遭った時に活躍します。
自分の傘だけでなくお客様に貸し出す傘も用意しておけば、細やかな気配りができる営業としてお客様に良い印象を与えられます。軽量でコンパクト、落ち着いた色味の傘を選ぶとよいでしょう。黒や紺、グレー、深緑がおすすめです。
内見用スリッパ
内覧用スリッパは、内覧の際にお客様が使うためのアイテムです。
リフォームやクリーニングが終わっていない物件の内覧を行う際、スリッパがあればお客様の足が汚れてしまうのを防げます。物件内も清潔に保てるので、不動産営業であれば必ず用意しておきたいマナーのひとつと言えるでしょう。
あれば便利なアイテム
これまで紹介したアイテムに加え、あればさらに仕事が快適なものになるアイテムを紹介します。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、用意しておくと安心して仕事に集中できるでしょう。
業務中はスマートフォンやタブレットをよく使用するため、バッテリーが切れてしまう可能性もあります。会社やお客様からの連絡、ルート検索、物件検索などができず、すべての仕事が滞ってしまうリスクも。
そのようなリスクを回避するためにも、モバイルバッテリーを持ち歩く習慣を身につけておきましょう。
裁縫セットや靴ベラ
裁縫セットは、身だしなみを整えるのに必要なアイテムです。
たとえば、スーツのボタンが取れかかっていても、裁縫セットがあればすぐに対処できますね。お客様の印象を悪くしないためにも、普段から持ち歩いていると安心です。必要最低限のものが入っているコンパクトなものを選びましょう。
裁縫セットのほか、持ち運びしやすい小型の靴ベラもあるとよいかもしれません。お客様が靴を履いている時にさり気なく取り出せると好印象です。
必需品を揃えてお客様の信頼を得られる不動産営業を目指そう
不動産営業として臨機応変かつスムーズに対応し、お客様との信頼関係を築くには、現場で役立つさまざまな「必需品」が欠かせません。
新人営業の方にとって一度にすべてを揃えるのは時間がかかるかもしれませんが、自分が使いやすいアイテムを少しずつ揃えていきましょう。お客様のニーズに適切に応えられるようになることで、「できる営業」という印象を与えられますよ。
エクストでは、チャレンジ精神のある不動産営業を募集しています。
教育体制が整っているので、営業未経験でも自信を持って仕事に臨めるでしょう。
少しでも気になる方がいれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!