「警備員は底辺」や「ロボットに置き換わるから将来性がない」などと言われ、警備員は何かとネガティブなイメージを抱かれやすいです。
実際は世間の人が抱くイメージと異なり、警備員は最近需要が上がっていて将来性もある職業です。
本記事では「警備員はやめとけ」と言われてしまう原因について解説し、その需要や将来性についてお伝えします。
この記事を読めば警備員のイメージが良い方向に変わり、警備員という職業の将来性への不安が解決できます。
警備員に興味がある方は、ぜひ本記事をご覧ください。
警備員はやめておけと言われる理由5選
なぜ警備員はマイナスのイメージを抱かれてしまうのでしょうか。
この項目では警備員はやめておけと言われてしまう理由を5つ紹介します。
1.警備員へのマイナスイメージ
一部の警備員の勤務態度や人間性やネットでの書き込みを見ることで、警備員へのマイナスイメージが作られてしまっている現状があります。
確かに警備員の中には勤務態度が悪かったり、問題を起こす人がいるのは事実です。
警備業界に限らず職場に問題職員がいるのはよくある話であり、警備業界に問題社員が特別多いという訳ではありません。
傾向として警備員は年齢や経歴が多彩なので個性的な人が集まりやすいですが、人に迷惑をかけるタイプは少ないです。
そもそもネットでの書き込みは脚色や誇張されていることが多いので、参考程度にするのをおすすめします。
大半は警備員自身が自分を卑下して底辺などマイナスなことを言っているだけで、周囲はそうは思っていないものです。
警備員へのマイナスイメージは、一部の警備員による話が誇張されていることがほとんどなのが実際のところといえます。
2.肉体労働だから
警備員の仕事は立ち仕事や長時間労働のイメージが強く、肉体的に負担が大きいと敬遠されやすいです。
基本的には決められた仕事をこなすだけで警備員が出動するような事態は少ないので、じっと立っているのが辛いと感じる方もいるようです。
現場によっては夜勤がある場合もありますが、夜勤は合う合わないがはっきり分かれるので合わなければ肉体的にかなり辛いです。
警備員の仕事には短時間勤務やしっかり休憩がとれる現場もあるので、自分の希望に合わせた仕事先を選ぶようにすると良いです。
たくさん働いて稼ぐことも短時間で体力に合わせて働くこともできるのが、警備の仕事の魅力といえます。
警備員は立ち仕事ではありますので、体力に自信がなかったり不慣れな時は勤務時間が短時間の仕事や、負荷の軽い仕事を選ぶようにすると良いです。
3.給料が安い
警備員は給料が安いというイメージがありますが、最近は質の高い警備員は相応の報酬を得ることができるので、給与に関してはスキル次第です。
特定の警備の資格を有している人を必ず配置しなくてはならない現場もある関係上、資格と豊富な経験を持つ警備員は貴重な存在です。
そのため高い報酬を出してでも優秀な警備員を雇いたいという企業が増えており、優秀な警備員の給与水準は上昇しています。
警備会社によってはスキルがあっても安い給与で働かせる悪質な所もあるので、仕事選びの際には資格取得ができるかどうか・昇給があるかどうかは確認すると良いです。
警備の仕事は自分の働きぶりや頑張り次第で、給料アップを望むことができる業界です。
4.クレーム対応が多い
警備の仕事の特性上、理不尽なクレーム対応をすることがあるのが辛いからやめておいた方がよいと言われる場合があります。
警備員は公共の場所や建物で働くことが多く直接通行人やお客さんと接するので、クレームの窓口になりやすいのが理由です。
自分自身に全く関係のない内容や理不尽なクレームを言われてしまうと、気にしないようにしても辛く感じてしまう方も多いと思います。
必ずしも警備員=クレーム対応が多いという訳ではなく、人と話す機会自体が少ない現場もたくさんあります。
休日など誰もいない施設の巡回や、交通量の少ない工事現場の誘導などではクレーム対応が全くない場合も多いです。
コミュニケーションが苦手であったり、繊細な性格の方は人と関わる機会が少なめの現場の求人を選ぶと働きやすいでしょう。
5.誰にでもできて将来性がない
年齢・学歴不問なので誰でもできる仕事であること・今後ロボットが発達すれば警備員はいらなくなると思う方もいるかもしれませんがそれは誤解です。
警備員は基本的に18歳をすぎていれば比較的就きやすい業界ではありますが、全ての業務が誰でもできるわけではありません。
警備員の仕事には資格がないと働けない現場や豊富な経験が求められる業務も多く、豊富な経験と資格をもつ警備員は警備のプロフェッショナルとして社会から求められています。
現代ではロボットやAIが発達し警備の現場でも導入されていますが、不審者への声かけなど高度なテクニックを要する仕事は人間でないとできません。
警備範囲を抜け目なく確実に安全を守るためには、ロボットやAIを使いこなせる警備員の存在は欠かせないのです。
今後の警備員の仕事はますます専門性が高まると予測でき、将来性も充分といえます。
警備員が需要も将来性も高い理由
豊富な経験と資格をもつ警備員は、警備のプロフェッショナルとして認識されつつあり需要が高まっています。
警備員の需要の高まりの背景について3つ解説します。
犯罪の複雑化
近年の犯罪行為の高度化が進んでいることで、警備員の需要が増しています。
インターネットの台頭などの技術的進歩で、犯罪がより複雑・高度化している現状があるためです。
複雑・高度化した犯罪に対して安全を守るためには、スキルをもった警備員の存在が欠かせません。
今後も犯罪の複雑化が進み、警備員の需要もますます高まりをみせると予測されます。
セキュリティ意識の向上
以前は警備員は企業や公共の場所で働くことがほとんどでしたが、最近は個人や個人宅を対象とする警備の依頼も増加しており需要が高まっています。
個人の防犯意識が高まりや、地域社会での人間関係の希薄化で社会の防犯機能が低下していることから、ホームセキュリティを導入する個人宅が増えています。
今後は企業だけでなく個人を対象に警備の仕事をする場合も増え、今後も警備員の仕事内容はより幅広くなっていくと考えられます。
ロボットやAIを活用した警備の増加
現代ではロボットやAIを活用した警備が増加しているので、ロボットやAIを活用することができる警備員が必要とされています。
ロボットやAIを活用することのメリットは以下に挙げられます。
- 警備業界の人材不足の解消
- 人間にとって危険な現場でも対応できる
- 常に抜け目なく監視できる
- 異常発熱や有毒ガスなど人間では気づきにくい異常でも早期に気付ける
- コストダウン
確かにメリットは多いですが、ロボットとAIにはできない仕事が存在すること、操作異常や故障するリスクはあるので人の手をゼロにするのは難しいです。
今後はますますロボットやAIを活用した働き方が増えて、人の手では大変な仕事を代わりに行わせたりと効率化することが予測されます。
ロボットやAIは扱う側のスキルが必要となるので、知識や操作技術を有している警備員の需要はより高まるでしょう。
警備員は安全を守る専門職として長く活躍できる職業
警備員の仕事と聞いて様々な理由でやめておけと言われたりする場合がありますが、働き方次第である部分が多いです。
警備の仕事はセキュリティ意識の向上やロボットやAIの発展から、スキルの高い警備員の需要はますます高まっており将来性も充分あります。
今後警備員として働きたいと考える場合は、給料や福利厚生が充実しており、資格取得しキャリアアップが望める職場を選ぶことをおすすめします。
警備の仕事に興味のある方は、弊社にぜひお問い合わせください。
人や車の交通量の少ない住宅街での警備がメインなので、未経験でも安心して働きやすい業務です。