令和2年に独立行政法人国立病院機構「久里浜医療センター」が行った調査によると、過去1年間に最もお金を使ったギャンブルの種類は多いものから順に、次のとおりでした。
- 男性:パチスロ (35.4%)、パチンコ (34.6%)、 競馬 (12.3%)
- 女性:パチンコ (60.0%)、パチスロ (16.0%)、 宝くじ(ロト・ナンバーズ等含む) (16.0%)
以上からパチンコやスロットは、一般の人が最も遊ぶことの多いギャンブルであり、その依存性についても社会問題となっています。
実際に「パチンコがなかなかやめられない」「どうやったら、パチンコをやめられる?」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、パチンコをやめる9つの方法を紹介します。パチンコをやめないとやばい理由についても解説するので、参考にしてください。
パチンコやスロットをやめる方法9選
ここで紹介するパチンコやスロットをやめる方法は次のとおりです。
- パチンコに依存するメカニズムを知る
- パチンコ関連の情報を見ないようにする
- 熱中できる趣味を見つける
- 家計簿をつける
- パチンコをやめることを公言する
- 予定を入れる
- 財布の中の現金を減らす
- パチンコ店の近くを通らないようにする
- ギャンブル依存症の回復支援を受ける
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
パチンコに依存するメカニズムを知る
パチンコに依存するメカニズムを知ると、パチンコをやりたくなる自分自身の欲求を客観視できるようになります。その結果、欲求をコントロールできるようになり、パチンコやスロットをやめるきっかけになるかもしれません。
パチンコへの依存は、パチンコで勝ったときに得る快感により神経回路が活性化され、多くのドーパミンが放出されることでおこります。ドーパミンは快感と多幸感をもたらす脳内物質です。
パチンコやスロットを思い出すだけでもドーパミンによってもたらされる快感を求めてしまい、パチンコにのめり込むようになります。
パチンコ関連の情報を見ないようにする
パチンコやスロットを思い出すだけで、あふれ出るドーパミンの影響で快感を求めてしまいます。そのため、パチンコ関連の情報には一切触れないことが大切です。避けるべきパチンコやスロット関連の情報として次のものがあります。
- ネットや雑誌などに掲載された新台情報
- YouTubeなどのパチンコ実践動画
- パチンコ店の外装 など
パチンコやスロットに関連する情報はなるべく避けるようにしましょう。
熱中できる趣味を見つける
パチンコ以外の趣味を見つけて、それに熱中するとパチンコをやめられる可能性があります。たとえば釣りやゲーム、副業などが考えられます。
副業は、お金稼ぎというパチンコと同じような要素を含むので、熱中しやすいかもしれません。ただし、FXや株などのお金が減る可能性のある副業は避け、動画編集やWebライティング、ブログなどの地道に稼げる副業に取り組みましょう。
家計簿をつける
家計簿をつけるとパチンコやスロットが家計の大きな負担になっていることを実感できます。逆にパチンコやスロットを辞めると貯金ができたり、他の欲しかったものを購入できたりすることを実感できます。
家計簿でお金が増えていることを実感できると、パチンコをやめるモチベーションの維持にもつながるのではないでしょうか。
パチンコをやめることを公言する
パチンコをやめることを公言すると、パチンコをやめやすくなります。人間は周囲の人から自分が理性的な人と思われたいと考える傾向にあります。そのためパチンコをやめることを公言すると、その責任を果たそうとするのです。
家族や友人などにパチンコを辞めることを伝えたり、SNS上で公言したりするとよいでしょう。
予定を入れる
予定を入れて暇な時間を減らすと、パチンコを辞めやすくなります。暇になるとパチンコのことを考えてしまい、ついつい行ってしまったという経験はありませんか?そのような人は、予定を入れて暇な時間をなくすとよいでしょう。
予定を入れる際は、なるべく誰かと行動をともにするような予定がおすすめです。相手との約束を守ろうとする心理が働くので、予定を守りやすくなります。地域のコミュニティやSNS上の集まりなどに参加するのもおすすめです。
財布の中の現金を減らす
財布の中の現金を減らすと、衝動的なパチンコ遊びを避けられます。パチンコは1,000円で遊べるので、なるべく1,000円未満の金額を持つようにするか、財布の中身を小銭のみにするとよいでしょう。
デビットカードを利用するなどして日頃から現金を持ち歩かないようにしてみるのもおすすめです。
パチンコ店の近くを通らないようにする
パチンコ店の近くを通ると、パチンコで勝ったときのことを思い出してしまい、ついつい脚を運びたくなるかもしれません。
そのため、なるべくパチンコ店の近くを通らないようにすることをおすすめします。職場への通勤途中にパチンコ店がある場合は、通勤ルートを変更するなどしてパチンコ店を見ないようにしましょう。
ギャンブル依存症の回復支援を受ける
日本にはパチンコやスロットなどのギャンブル依存症からの回復をサポートする団体や施設があります。本人以外の家族も相談できるので、家族のなかにギャンブルに依存している人がいて困っている場合も相談可能です。
ギャンブル依存症は精神上の病気なので、本人だけでは回復が難しい場合もあります。放置すると、依存がどんどん深刻化して日常生活が破綻するリスクもあるので、心当たりがある場合は早めに相談するとよいでしょう。
パチンコをやめないとやばい理由
パチンコをやめないとやばい理由は、次のとおりです。
- 貯金ができない
- 仕事に集中できない
- 周囲から孤立する
- 仕事のスキルが身につかない
各項目について詳しく解説します。
貯金ができない
パチンコをやめないと、なかなか貯金ができません。パチンコに依存してしまうと、給料をすべてギャンブルにつぎ込むことも多いです。パチンコに使うお金を調整して、給料日の前日にお金が残っていればいいのですが、パチンコに使ってしまってまったく残らない場合は要注意です。
貯金ができないと不測の事態に備えたり、本当に欲しいものや必要なものを買ったりできなくなります。
仕事に集中できない
パチンコにハマってしまうと、仕事中もパチンコのことが頭から離れなくなります。仕事に集中できなくなり、思わぬミスを招いたり、仕上がりが雑になったりして職場からの信頼を損ねるかもしれません。
仕事中もパチンコのことが頭から離れない場合は、すでに依存している可能性もあるので注意しましょう。
周囲から孤立する
パチンコにハマると、友達からの誘いを断って、パチンコに行ってしまいがちです。最悪の場合、友達との約束をドタキャンしたり、すっぽかしたりしてパチンコに行ってしまう可能性もあります。
友達づき合いが悪くなって、周囲から孤立する可能性があります。友達との関係性を壊したくなければ、パチンコのやり過ぎには注意しましょう。
仕事のスキルが身につかない
パチンコに依存すると、パチンコにお金や時間を奪われることになります。そのため、仕事で必要なスキルや知識を得るためにお金や時間を投資できなくなり、成長できません。
将来的に仕事やビジネスで役立つ能力やスキル、知識がない状態になり、過去の人生を後悔する可能性があります。とくに20代は将来のキャリアを築くための大切な時期です。パチンコにハマって将来を棒に振らないためにも、パチンコに依存した状態を脱却しましょう。
すでに後悔して人生について悩んでいる場合は、次の記事をご覧ください。
パチンコをやめて楽しい毎日を送ろう
今回はパチンコをやめるための方法を9つ紹介しました。パチンコに依存した状態を放置すると、依存から抜け出せなくなったり、将来を棒に振ったりする可能性があるので注意しましょう。
いろいろ試しても、なかなかパチンコを辞められない場合は病気の可能性があります。ギャンブル依存症からの回復を支援する団体に相談して、なるべく早く対処することをおすすめします。
パチンコを辞めたい場合は、一生懸命になれる仕事を探してみるのもおすすめです。弊社では、仲間たちと一緒に頑張ってくれる人材を募集中です。荷揚げ屋や警備員、事務員などの未経験からでも働ける仕事で人材を募集していますので、ぜひご応募ください。
下記のような国の許可を受けた事業所から支援を受けることも可能です。