過去を後悔すると、なかなか今の自分の生き方を肯定できず、楽しい人生を送れなくなりますよね。後悔をなかなか乗り越えられずに、次のような悩みを抱えていませんか?
「あの時、こうしていれば…」
「もっと充実した生き方をしていれば、今は違ったのに」
今回は過去の後悔を抱えたままで、人生を楽しめない人に向けて記事を書きました。この記事では、過去の後悔を乗り越えて立ち直る方法について解説します。
過去の後悔を乗り越えるための名言や、後悔しない人生を送るためのポイントも紹介するので、参考にしてください。
過去の後悔を乗り越えて立ち直るには?
過去の後悔を乗り越えて立ち直るには、次の行動をとってみましょう。
- 他人と比較しない
- 相談する
- 考え方を変える
- 今できることに集中する
- 体を動かす
それぞれについて解説します。
他人と比較しない
他の人と比較してしまうと、自分に足りない部分に意識が向いて、不満を抱えたり、落ち込んだりしてしまいます。現状についても劣等感を持ってしまい、過去を後悔する可能性があります。
現在はSNSが普及して、そこから簡単に他人の生活を垣間見ることが可能です。そのため、ついつい他人と比較してしまう人も多いのではないでしょうか。
SNSでわかる他人の生活は表面的な部分にしか過ぎないため、比較しても意味がないと考えられます。他人と比較することなく、無理のないペースで自分の人生を歩むようにしましょう。
相談する
過去を後悔して悩みを抱えた場合は、身近な人に相談すると気分が楽になる可能性があります。
占いカウンセラー養成講座で事業展開をする株式会社インフルスターラボは、1,000人に対してアンケート調査を行いました。そのなかの「これまで悩みが生まれた時、どのような行動を取りましたか」という質問に対する回答結果は、次のとおりでした。
(引用:株式会社インフルスター|PR TIMES)
以上から、悩みを抱えたら誰かに相談する人が多いことがわかりました。過去の後悔も、人生に関する悩みの1つです。友人や親、兄弟などにこれまで歩んできた人生について後悔していることを打ち明けて、心の負担を軽くしてみてはいかがでしょうか。
考え方を変える
考え方を変えることで、物事の捉え方や自分の感情をコントロールできるようになります。それにより、過去に対する考え方をネガティブからポジティブへと変えられるかもしれません。
過去を後悔している状態を変えるためには、次のように考え方をシフトしてみるとよいでしょう。
- 完璧主義的な考え方を止め、自分を肯定する
- 失敗から学べることもあると考える
- 人生を楽しむような心の余裕を持つ
過去を後悔している状態は、昔の自分の行動を許せなかったり、失敗を過度に挫折と考えてしまったりすることが原因の場合もあります。
自分を肯定して、失敗をポジティブに捉え、人生を楽しめる心の余裕を持つと、過去の後悔を乗り越えるきっかけになるでしょう。
今できることに集中する
今できることに集中することは、過去の後悔を乗り越えるためにも大切なことです。過去を後悔している状態は、頭の中で過去のできごとを想像して思い悩んでいる状態です。
人間の脳はデフォルトモードネットワークを備えているため、無意識のうちにどんどんと考えを膨らませてしまう習性があります。過去の後悔について思い悩んでいるときも、次々に妄想を膨らませることで、苦しくなっているといえます。
デフォルトモードネットワークをストップさせる方法は、今に集中することです。目の前の仕事に集中したり、趣味を楽しむことに集中したりして、今できることに意識を向けるようにすると過去の後悔で思い悩む状態を解消できるかもしれません。
体を動かす
海外の研究者のなかに、運動は抗うつ薬と同じくらいの効果があると結論付けている人もいます。つまり運動をすると、気分の落ち込みやネガティブな感情をスッキリさせる効果が期待できるのです。
運動をして、過去の後悔による気分の落ち込みを晴らしてみてはいかがでしょうか。ただし、抑うつ状態を解消するためには、楽しみながら運動をすることも大切です。
そのため、自分を追い込むようなツラい運動ではなく、ウォーキングやサイクリングなどの気軽に実践できる運動に取り組むことをおすすめします。
過去の後悔を乗り越えるための名言
過去の後悔を乗り越えるための名言について、次の著名人が語った言葉を紹介します。
- デヴィ婦人
- 松岡修造氏
- ジンベエ(ワンピースのキャラクター)
前向きな名言を目の当たりにすると、落ち込んだ心が一瞬で回復する効果が期待できます。3つ紹介するので、心に響く名言であれば、メモをして繰り返し見られる状態にするとよいでしょう。
デヴィ婦人の名言
「起こってしまった事に対して執着していたら、自分が病気になる」
デヴィ婦人の本名は「デヴィ・スカルノ」で、日本のバラエティ番組ではおなじみの存在です。インドネシアの初代大統領であるスカルノの元妻であり、波乱万丈の人生を歩んできたことからも、デヴィ婦人の言葉には重みが感じられるのではないでしょうか。
松岡修造氏の名言
「反省はしろ!後悔はするな!」
松岡修造氏は日本のタレントおよび、スポーツ解説者です。元テニスプレーヤーでもあり、熱い言葉を投げかける存在としても有名です。名言からは後悔して落ち込んだ人を叱咤激励している、松岡氏の姿が想像できるのではないでしょうか。
ジンベエの名言|ワンピース
「失ったものばかり数えるな。ないものはない。お前にまだ残っておるものはなんじゃ?」
ジンベエはマンガ『ワンピース』の登場人物で、主人公がリーダーを務める海賊団のメンバーの1人です。紹介した名言は、挫折して落ち込んだ主人公に対してジンベエが投げかけた言葉です。「すでに過ぎ去った過去は取り戻せないので、今持っているものに目を向けよう!」という力強いメッセージが感じられます。
後悔をしないための生き方
過ぎ去った過去を後悔しないことも大切ですが、将来後悔しないための生き方をするのも重要ですよね。後悔をしないためには、次のような生き方をするとよいでしょう。
- 挑戦する
- 自分の決断で行動する
- 先延ばしにしない
- 思い込みを捨てる
- 目標を持つ
将来後悔しないためにも、ここで紹介する生き方を実践してみてください。
挑戦する
挑戦することは、過去に後悔しないためには欠かせない生き方といえるでしょう。人間は「した後悔」よりも「しなかった後悔」の方が大きな喪失感を覚えるようです。
実際にアメリカにあるコーネル大学に在籍する心理学者トーマス・ギロウィチが行った研究でも、人生を振り返った際に多くの人が「しなかったことに対する後悔」の方がマイナスの感情を抱くことがわかりました。
「あのとき、ああしていれば」と思わずに済む人生を歩めたら、人生を振り返った際に幸せなのかもしれません。
自分の決断で行動する
人生で後悔しないためには、自分の決断で行動をすることが大切です。自分で決断せずに他人任せにしてしまうと、現状に不満を抱えた際に「あの時、自分の決断で行動していれば…」と大きな後悔をする可能性があります。
さらに「あなたのせいで、こうなった」「あなたが、あの時、自分の希望通りにさせてくれなかったから人生に失敗した」などの責任転嫁にもつながる可能性もあります。
「自分が決めたことだから、悔いはなし」と言い切るためにも、自分の判断基準を軸にして物事を決めていきたいところです。
先延ばしにしない
なんでも先延ばしにすると、成長の機会を逃したり、周囲の信頼を失ったりして後悔する人生を歩む可能性があります。
行動をすることで実績を積んだり、人脈ができたりして成長できます。また先延ばしせずにすぐに行動することで、頼んだことにはしっかり応えてくれると認めてもらえ、信頼につながるのです。
先延ばしにすると、それらの成長の機会や信頼を得る機会を逃すことになります。
思い込みを捨てる
「こうあるべきだ」「こうするのが常識だ」などの思い込みを抱え過ぎると、今を楽しめなくなり、現実に不満が募り、過去を後悔するかもしれません。
たとえば「結婚して家族を持つべきだ」という思い込みがあると、もし適齢期に結婚していない場合、「なぜ自分は結婚するための行動をとらなかったのだろう」と過去を後悔するかもしれません。
思い込みを捨てて今を楽しめると、現状に不満を抱えることもなく、過去の後悔も減らせるでしょう。
目標を持つ
目標を持つと、その目標に辿り着こうと努力しやすくなります。努力する過程で、能力やスキル、知識が身に付くので、自信を持てるようになります。
その結果、ものごとを選択する際にも自信を持って選べるようになり、別の選択をした場合の可能性について思い悩むことが少なくなるのです。
後悔とは、事実に反することを想定して、仮に想像する状態。事実に反することを想定するとは、別の選択をした場合の可能性についてくよくよと思い悩むことです。
自信を持って選択をすると、他の選択肢を考える可能性が低く、後悔することも少なくなります。そして自信を持って選択をするためにも、目標を持ち努力することが大切です。
過去の後悔を乗り越えて楽しい人生を送ろう
過去の後悔を抱えたままだと、心が過去の空想や妄想に取りつかれた状態になり、人生を楽しめません。人生を楽しむためにも、今に集中して過去の後悔を乗り越えましょう。
今回は過去の後悔を乗り越えるためのポイントについて解説しました。名言や後悔しない人生を送るための方法も紹介したので、参考にしてください。
過去の後悔を乗り越えたい場合は、仕事に一生懸命に励んで、今の自分を肯定できるようになることも大切です。仲間に囲まれて楽しく働ける状態になると、今の瞬間を楽しめるようになり、人生を後悔することもなくなるのではないでしょうか。
楽しく働ける職場を探している場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
下記のような国の許可を受けた事業所から支援を受けることも可能です。