【日常でも役立つ】論理的な話し方を身につけたい!話をわかりやすく伝えるポイントをおさえよう

論理的な話し方を解説

家族や友人、仕事関係の人と話をしていて、「何を言いたいのかわからない」「話がわかりにくい」と言われたことはありませんか?どうすれば相手に言いたいことが伝わるのだろう、と話し方について悩んでいる人も少なくありません。

ここでは、論理的な話し方を身につけたい人向けに、話し方のコツを詳しく紹介。

意識しながら練習していけば、論理的な話し方のコツが少しずつわかってきます。ぜひ参考にしてください。

目次

話の内容がわかりにくいと言われる理由

そもそも、なぜ話の内容がわかりにくいと言われるのでしょうか。まずはその理由を探り、普段の自分の話し方に当てはまっていないかをチェックしてみましょう。

話がつい長くなってしまう

自分が持っている情報をすべて伝えようとして、話がつい長くなってしまう点が理由のひとつです。

あれもこれも伝えなければ、と話している本人が要点を掴めていないまま話しているので、話だけが長くなってしまい、結局伝えたいことが何なのかわからなくなってしまうケースも多々あります。

次々と話が流れてくるので、聞き手からすると「結局何が言いたいの?」とイライラしてしまうかもしれません。

情報が整理できておらず話が飛ぶ

伝えたい情報が整理できておらず、途中で話がよく脱線してしまうパターンです。

先ほど紹介した「話がつい長くなってしまう」ことにもつながりますが、話がわかりにくい人は要点を掴めていないまま話すことが多いと言われています。その結果、話がそれてしまったり、その場の思いつきで余計な話をしてしまったりして、話が頻繁に飛んでしまうのでしょう。

話の内容に一貫性がないため、聞き手から「話がよくわからない」と言われると考えられます。

主語がわからない

話すのがあまり上手でない人は、「主語がわからない」ともよく言われるようです。

話す側は自分の中だけで話が完結しているため、ついつい主語を省略しがち。話していても「誰が」「何が」が抜けてしまっており、聞き手からすると「今は誰の話をしているの?」「そもそも何の話をしているのか?」という疑問を抱かざるを得ません。

主語がわからないので、当然、話の内容もわからなくなってしまうでしょう。

結論がわからない

延々と話しているけれども、結局結論がわからないという点が、話の内容がわかりにくいと言われる理由です。

そのような人は、「~だから」「~があって」「~で」など、理由や原因、傾向など説明ばかりを最初に話して、結論が後回しになってしまう傾向があります。結論に辿り着くまでの説明が多いため、結果的に話が伝わりづらくなっているのでしょう。

論理的な話し方とは?

論理的な話し方とは、聞き手が「なるほど」「確かに」と納得できる筋の通った話し方を指します。情報が整理されており、わかりやすい内容になっています。

論理的な話し方ができるようになると、日常生活ではもちろん、転職活動やビジネスにおいても多くのメリットがあります。

論理的に話せるメリットについて

では、論理的に話せるとどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

自分の要望を正確に理解してもらえる

論理的に話せるようになると、「自分がどうしたいか」「自分はこうしてほしい」という要望を、相手にすぐ理解してもらえるようになります。

日常会話とビジネス、どちらにも当てはまることですが、要望やニーズが正確に伝わるということは、自身の問題がそれだけ早く解決できるということ。たとえば、仕事において、自分がしてほしいことを部下に正しくスピーディに理解してもらえれば、それだけ業務効率は大幅にアップするでしょう。

スムーズに会話を進められる

会話をスムーズに進められる点も、論理的な話し方のメリットと言えます。

論理的ではない会話では、話の途中で、「今の話は誰の話?」「それで、結局どういうこと?」と聞き手からの確認が入ってしまうことも多いため、なかなか話が進みません。お互いにイライラしてしまう可能性もあるでしょう。

論理的な会話は自分の言いたいことを正確かつ迅速に伝えられるので、不要なやり取りを減らせる分、スムーズな会話を楽しめるでしょう。

話に説得力を持たせられる

論理的な会話は、聞き手が「なるほど」「確かに」と納得してくれるので、話の内容に説得力を持たせられます。

相手を説得しようと意気込む必要もありません。感情的で強引な押し付けにならないため、論理的な話し方ができるようになれば、相手からの信頼も得やすくなりますよ。

論理的に話せるようになるコツ

論理的な話し方のメリットを理解したところで、次は論理的に話せるコツを見ていきましょう。すぐに習得するのは難しいので、できることから少しずつ取り組んでみてください。

話す内容を限定し、伝えたいことを整理する

話すときは、知っていることをすべて伝えようと多くの情報を詰めこむより、話す内容を限定した方が正確に伝わることが多くあります。

まずは、いちばん伝えたいことは何かを考え、話す目的を明確にしましょう。

次に、結論にたどり着くまでにどのような情報が必要なのかを整理していきますが、その際、不要な情報は省くのがポイント。伝えたいことを絞り、必要最低限の情報で伝えられるようにすると、論理的に話しやすくなりますよ。

わかりやすい言葉で伝える

話がわかりやすい人は、聞き手にとって理解しやすい言葉で伝えることを心がけている人が多い傾向です。

専門知識を持っている人同士であれば、専門用語を使った方がスムーズに会話は進みますが、そうではない場合、わかりやすい言葉で伝えることが重要と言えます。専門用語やカタカナ用語など、一般的には聞き慣れない言葉はなるべく避け、わかりやすい言葉を選びましょう。

たとえば、

  • 「ナレッジ」→「知識」「知恵」
  • 「フレキシブル」→「柔軟性がある」
  • 「ソリューション」→「解決する方法」

などが例として挙げられます。

誰にでもわかるような言葉に言い換えるだけで、聞き手にとっても大幅に理解しやすくなります。

相手に伝わる話し方の型を覚えておく

論理的に話せるようになるには、相手に伝わる話し方のテンプレートをおさえておくのもコツのひとつ。相手に伝わりやすい話し方の型として、PREP法があります。

PREP法の「PREP」とは、Point(結論)・Reason(理由)・Example(例)・Point(結論)を指し、正確に情報を伝える文章構成です。

例を挙げると、

P:わたしは推理小説が好きだ

R:犯人を見つけるまでの展開がハラハラするから

E:たとえば、何気ない情報が犯人につながる展開に「そうきたか!」と驚く

P:だから、推理小説に惹かれるのだ

といった流れです。

この文章構成は、日常生活ではもちろん、ビジネスや転職活動でも役立ちます。

話が長くなりがちな人は、この型に沿って話すことで、話を簡潔にまとめることが可能です。ぜひ意識して取り組んでみてください。

ただし、PREP法では、流れを考えながら話さなければいけません。慣れるまでは少々時間がかかります。日頃からPREP法を意識して使うようにし、結論から話すように心がけてみましょう。

何度もアウトプットを繰り返して練習していけば、おのずと結論から伝える話し方が身についてくるはずです。

まとめ

論理的な話し方ができるようになると、日常会話においてはもちろん、ビジネス全般でもさまざまなメリットがあります。明確に要望が伝えられる、会話がスムーズに進むなど、聞き手側にとってもメリットが多い話し方と言えるでしょう。

論理的な話し方を習得するには、意識しながらの練習が必要になります。紹介したポイントをおさえ、PREP法と呼ばれる話し方の型に従って話すよう心掛けることで、少しずつ論理的な話し方というものがわかってくるはずです。

ただし、論理的な話し方は、あくまで正確に情報を伝えるための「手段」です。

あまりに意識しすぎてしまうと正論をふりかざすだけになってしまい、聞き手側の感情を無視することにもなりかねないため、「論理的な話し方」にとらわれすぎないようにしましょう。

エクストでは、不動産事業や警備業など、さまざまな事業を展開しています。未経験でも教育体制が整っているため、安心して仕事に取り組める環境です。少しでも気になる仕事があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!

このページで論理的な話し方を習得したうえで、転職活動に臨んでみましょう。

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