次のような悩みをかかえて、文句ばかりを言う性格をなんとかしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
文句ばかりを言う性格のままだと、いずれ人が離れてしまい、さらなる不平不満つながって悪循環に陥るかもしれません。文句ばかりを言う性格を何とかしたい場合は、早めに対処したほうがよいでしょう。この記事では、文句ばかり言う性格の直し方について解説します。
文句ばかり言う人と思われてるかも?
DOMANIが100人を対象に行ったアンケート調査によると、3割以上の人が周りに不平不満ばかり言う人がいると回答したことがわかりました。
引用:【100人に聞いた】不平不満ばかり言う人は周りにいる?臨床心理士に聞く上手な接し方も紹介|DOMANI
3~4人のうち1人が、周囲に不平不満ばかりを言う人を抱えていることになります。意外にも多いと感じた人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら、知らず知らずのうちに周囲から不平不満が多いと思われているかもしれません。
文句ばかり言う人の特徴6つ
文句ばかりで不平不満が多い人には、どのような特徴があるのでしょうか。文句ばかり言う人の特徴は次のとおりです。
- 周囲の意見を聞こうとしない
- 自分の思い通りにしようとする
- 感情のままに発言する
- 被害者意識が高い
- 相手のことを考えない
- 相手のマイナスなところしか見ていない
自分が当てはまっていないかチェックしてみましょう。
周囲の意見を聞こうとしない
文句ばかり言う人は、自分の言いたいことばかりに意識が向くため、周囲の意見を聞こうとしない傾向が強いです。
自分を正当化することに一生懸命。強すぎる自己愛を抱え、過度な被害妄想に陥ることもあります。そうなると感情に任せて文句ばかりを言うようになり、話が通じなくなるケースもあるようです。
自分の思い通りにしようとする
文句ばかり言う人は煩悩が強くて、なんでも自分の欲望や欲求のままに進まないと気が済みません。
自分の思い通りにしたいという気持ちは、人間であれば誰しもが持っています。そのような気持ちは、言い換えると「煩悩(ぼんのう)」ともいいます。煩悩とは欲望や欲求などをさす言葉です。
普通の人も煩悩を持って生きているのですが、文句ばかり言う人の場合は、それが強過ぎるため周囲とトラブルを抱えやすくなります。
感情のままに発言する
感情のままに発言する人は、自分のイライラを抑えられずに、まくし立てるように文句ばかりを言います。つまり、コントロールできなかった感情が暴走した状態。
しかし感情のコントロールは、訓練で培われると言われています。このタイプの文句ばかり言う人は、感情をコントロールする訓練で解決できる可能性もあります。
被害者意識が高い
被害者意識が高い心の状態とは、実際には被害を受けていないのに、被害を受けて自分がかわいそうと思い込むことです。
周囲の人や環境に依存する傾向にあり、自分に与えられなかったことに愚痴をこぼしたり、ネガティブな出来事を過大評価して文句ばかりを言ったりします。
相手のことを考えない
相手のことを考えていない人は、自分のことばかり考える傾向にあります。相手の立場に立てないので、自分の主張ばかりを押し付けるケースも多いのではないでしょうか。そして自分の主張が周囲に受け入れられないと、文句ばかりを言うようになります。
相手のマイナスなところしか見ていない
相手のマイナス面ばかりしか見ないので、無意識のうちに相手の欠点ばかりを言うようになります。
人間はそれぞれ価値観や生活環境、境遇が異なるため、ときには他人の嫌なところが見えてしまいます。それでも通常であれば、相手のプラス面も見えるので、プラスとマイナスでバランスがとれるのです。
しかし文句ばかり言う人は、相手のプラス面が見えずにマイナス面ばかり見えてしまうので、どうしても愚痴が多くなってしまいます。
文句ばかり言う人の末路は?
文句ばかり言う人は次のような末路をたどるかもしれません。
- 人が離れていく
- さらに不平不満が多くなる
- 前向きに生きられなくなる
それぞれについて解説します。
人が離れていく
文句ばかり言う人は、周囲の好感度が下がるため周囲から人が離れていく可能性があります。文句ばかり言う人と付き合うと、相手も疲労感を伴うので、さらに人が離れていきます。
また自分で正しいと思ったことを正当化するために、自分の主義主張ばかりを振りまくことも人が離れる原因に。自分よがりの正義感をもとにした主張も、文句と同じように聞こえることもあるため注意しましょう。
さらに不平不満が多くなる
文句ばかりが多くて、周囲から人が離れていくと、さらに満たされない気持ちが強くなります。世の中に不平不満を持つようになり、今度は世の中に向けて文句ばかりを言うようになります。
世の中に向けて文句を言っても、自分の思い通りに変わるわけではありません。文句を言う人には誰も手を差し伸べてくれないので、さらに不平不満が募り悪循環に陥ります。
前向きに生きられなくなる
周囲から人が離れて、世の中への不平不満が多くなると、なかなか前向きに生きられなくなります。文句ばかりが多いことで、自分の言ったことを周囲から受け入れてもらえず、自信を無くすかもしれません。
このような最悪の末路を回避するためにも、文句ばかり言う性格をやめることをおすすめします。
文句ばかり言う性格をやめる方法
文句ばかり言う性格をやめるためには、次のような方法が考えられます。
- 気持ちを切り替える
- 誰かに話を聞いてもらう
- 日記につける
- 体を動かす
- 解決策を伝えるようにする
各方法について解説します。
気持ちを切り替える
文句ばかり言いそうになったら、気持ちを切り替えるようにしましょう。文句を言いたくなる場面は、なにかとネガティブな感情を抱えていることが多いものです。
ネガティブな感情を抱えている自分に気が付いたら、ポジティブな気持ちを持つように意識してみましょう。
誰かに話を聞いてもらう
文句を吐き出したくなったら、信頼のおける家族や友人、恋人など誰かに話を聞いてもらうのもおすすめです。
愚痴をこぼす時間を決めて、気心の知れた相手に文句を言うようにすると少なくとも周囲に文句をまき散らすことにはなりません。文句をいう時間を作って、ストレスをため込まないようにしましょう。
日記につける
日記をつけて自分が言ってしまった文句や愚痴を書きためておくと、どのようなときに文句を言いたくなるのかがわかり、自分を客観視できます。
感情の赴くままに文句を言う癖がある人は、文句を言ったときに抱いた感情も記しておくとよいでしょう。文句を言いたくなる心の状態を知ることで、文句を言わないように対策をしやすくなります。
体を動かす
体を動かすと自然とポジティブな気持ちになれて、言いたかった文句がどうでもよくなることがあります。
体を動かすと脳からドーパミンと呼ばれる物質が分泌されて、物事をポジティブに捉えやすくなるのです。どうしても文句ばかりを言ってしまう場合は、運動を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
解決策を伝えるようにする
文句を言うだけではなく、同時に解決策を伝えるようにすると周囲に頼られる存在になれるかもしれません。
文句ばかり言う人は、物事の問題点や欠点を見つけることが得意とも言えます。これは、決して悪いことではなく、裏を返せば解決すべき課題を見つけてトラブルや失敗を未然に防ぐ能力があるともいえるのです。
ただし文句を言うだけで終わってしまうと、建設的な話は何もできません。それにプラスして、解決策を伝えるとリーダー的な存在として人が集まってきます。
文句を言わない性格になろう!
まったく文句を言わないような性格になるのは難しいことです。しかし、できることから少しずつ取り組むことで、文句ばかり言う性格を変えることはできます。
今回は、文句ばかり言う性格を治す方法について解説したので、参考にしてください。文句を言う性格を治したい場合は、仲間と一緒に汗水流して働いてみるのもおすすめです。
体を動かす仕事であれば、感情もポジティブになって文句を言わないようにする練習ができるのではないでしょうか。
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