「鉄筋工」という言葉を聞いたことがありますか？
私たちの身の回りにある建物は、コンクリートでできています。
しかし、その中に無数の鉄筋が組み込まれています。
この鉄筋を組み立てるのが、鉄筋工の仕事です。
今回の記事では、縁の下の力持ちとも呼ばれる鉄筋工の仕事について、わかりやすくご紹介します。
目次
鉄筋工とは？
鉄筋工とは、コンクリート構造物の骨組みとなる鉄筋を加工します。
組み立てるのも仕事です。
建物の強度を支える重要な役割を担っています。
いわば建物の骨組みを作る職人と言えるでしょう。
鉄筋工の仕事内容
鉄筋の加工
図面を見ながら、鉄筋を必要な長さに切断したり、曲げたりします。
配筋
加工した鉄筋を図面通りに組み付け、建物の骨組みを作ります。
結束
鉄筋同士をしっかりと結束し、構造体を安定させます。
検査
完成した鉄筋の品質をチェックします。
鉄筋工になるには？
学歴
特に学歴は問いません。
しかし、建築系の学校を卒業している方が有利な場合もあります。
資格
必須の資格はありません。
しかし、鉄筋施工技能士などの資格を取得することで、より専門的な知識と技術を身につけることができます。
経験
未経験からでも、先輩の指導のもとで仕事を学ぶことができます。
鉄筋工の1日の仕事
- 朝礼: 当日の作業内容の確認や安全指導を行います。
- 現場へ移動: 作業現場へ移動し、準備を行います。
- 鉄筋加工・配筋: 図面を見ながら、鉄筋を加工し、組み付けます。
- 清掃: 作業終了後、工具や作業場を清掃します。
鉄筋工のやりがいと苦労
やりがい
- 自身の手で建物を作ることができる
- 社会インフラの一端を担う
- チームワークで仕事を進める
苦労
- 体力仕事である
- 厳しい環境下での作業
- 危険が伴う作業がある
鉄筋工の将来性
日本の社会インフラの老朽化が進んでいます。
そのため、建て替えや改修工事の需要は今後も高いと考えられます。
鉄筋工の仕事は安定していると言えるでしょう。
鉄筋工に向いている人
- 体力に自信がある人
- ものづくりに興味がある人
- チームワークを大切にできる人
- 危険な状況でも冷静に対応できる人
鉄筋工は、建物を支える縁の下の力持ちとも言える重要な仕事です。
体力的にはハードな面もあります。
それでも、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
建築業界に興味がある方は、ぜひ鉄筋工という職業を検討してみてはいかがでしょうか。
