仕事の良し悪しはやってみないとわかりません。そのため仕事選びに失敗した場合、「新しい仕事で働きたい！」と20代のうちから考える人も多いのではないでしょうか。または、キャリアアップのために未経験の仕事にチャレンジする人もいるのかもしれません。
20代の前半であれば、未経験でも比較的転職しやすいといわれる一方で、後半になると転職が難しくなる場合もあります。
この記事では、20代が未経験でも転職できる仕事や20代後半の未経験業界への転職が難しい理由について解説します。20代が未経験分野での転職を成功させるためのポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
20代が未経験でも転職できるおすすめの仕事6選
20代が未経験からでも転職できるおすすめの仕事は次のとおりです。
- 営業系の仕事
- エンジニア系の仕事
- デザイナー関連の仕事
- 販売サービス関連の仕事
- 事務関連の仕事
- ガテン系の仕事
資格がなくてもはじめられる仕事を中心に選びましたので、参考にしてください。
営業系の仕事
営業職は、コミュニケーション能力や人間力が重視される仕事です。そのため人と話すことが得意である場合は、未経験でも転職できるチャンスがあります。
商材や業界の種類は多岐にわたり、研修制度が整った企業も多く存在する点も未経験者が転職しやすい理由です。
また、営業職の求人は多いうえに、さまざまな企業が未経験者を募集しています。成果に応じて高い報酬やキャリアアップのチャンスがあるため、将来性も期待できる職種です。
エンジニア系の仕事
プログラミングスキルなどを身につけると、未経験者でもエンジニア職への転職が可能です。
現在、IT業界の需要が高まる一方で人材不足が続いており、経済産業省の資料にもその傾向が示されています。IT人材育成状況に関する参考資料によると、2030年には約59万人のIT人材が不足すると予想されています。
現在は独学のための無料教材や、プログラミングスクールでスキルの習得が可能です。スキルを身に付けてエンジニアになると、幅広い業界で活躍するチャンスがあるでしょう。
実際に、プログラミングスクールを卒業して未経験からIT企業に就職した20代の事例も多く見られます。
デザイナー関連の仕事
独学や専門学校でデザインスキルを身につけると、未経験者でもデザイナー職への転職が可能です。実際に、独学でデザインスキルを身につけた20代が、広告代理店やデザイン事務所に就職している事例も存在します。
デザイン業界にはグラフィックデザインやWebデザインなどさまざまな分野があり、クリエイティブなスキルが重視されます。
また、フリーランスとして働く選択肢もあります。デザインスキルを習得すれば、未経験でもデザイナーとして幅広く活躍できるでしょう。
販売サービス関連の仕事
販売サービス職は、未経験者向けの研修制度が整っているため、転職しやすい職種です。人間性や接客スキルが重視される点が特徴。各業界ごとの専門知識を身につけるとキャリアアップも可能です。
販売サービスでキャリアアップした場合、店長やバイヤー、マーチャンダイザーなどの職種でも働けます。
バイヤーとは商品の買い付けや管理を担当し、マーチャンダイザーは商品開発から販売計画までの予算管理に携わる職業です。
アパレル業界や飲食業界では、未経験から販売サービスに転職した20代も多く見られます。このように、販売サービス職は未経験でも挑戦しやすく、接客スキルを磨くことでキャリアアップも期待できる仕事です。
事務関連の仕事
PCスキルの基本を身に付けると、未経験でも事務職への転職が可能です。事務職で求められるPCスキルは、おもにWordやExcelなどの基本操作が中心です。
未経験から事務職に転職する際は、パソコンの基本スキルとビジネスマナーを最低限身に付けておくことをおすすめします。事務職は幅広い業界で活躍できる上に、総務や経理などの活躍できる部署も多岐に渡る点が特徴。未経験から事務職に転職した20代の事例も多いです。
ガテン系の仕事
ガテン系の仕事は、建設業界や運送業界、整備士など、肉体労働を中心とした職種を指します。はじめは資格や技能、経験がなくても、見習いとして働ける職業の多い点が特徴です。
経験を積んで資格や技能を身につけると、職長や施工管理者などへのキャリアアップも可能。なかには、高収入が期待できる職種も存在します。
体を動かせる20代のうちであれば、とくに建設業界や運送業界などのガテン系の仕事に転職しやすいのではないでしょうか。次の記事ではガテン系の仕事について詳しく解説しているので、参考にしてください。
20代後半が未経験の仕事に転職するのが厳しい理由
20代後半で未経験の仕事に転職することが厳しい理由は、第二新卒から外れるからでしょう。
第二新卒とは、学校卒業後に1度就職したものの数年以内に離職し、転職活動を行う若手求職者を指します。
卒業後約3年以内の人材が第二新卒に該当し、年齢にして25歳前後までの人が当てはまるとされています。第二新卒にあたる20代前半であれば、成長性やポテンシャルを加味されて採用されやすいといわれています。
一方で第二新卒の時期を過ぎた20代後半は、即戦力として働ける人材が求められます。これまでの実務経験や資格、スキルなどが面接の際に問われることも多いのです。そのため、20代後半が未経験の業界に就職するのは、難しいと考えられます。
以上から20代後半は20代前半に比べると、未経験業界への転職に不利な側面もあるのかもしれません。しかし、なかには20代後半であっても若手社員を必要とする企業も多く存在します。そのため次に紹介するポイントを参考にして、転職を目指すと20代後半でも転職できると考えられます。
20代の未経験者が企業に採用されるためのポイント
株式会社学情は企業の人事担当者を対象に、20代中途採用における選考のポイントについて調査しました。その結果は次のとおりです。
引用元：未経験者採用でより重視するポイントは「人柄・社風との相性」が最多。次いで「身だしなみ・ビジネスマナー」｜株式会社学情
ここでは、上記の調査結果を参考にして、20代の未経験者が企業に採用されるためのポイントについて解説します。
人柄・社風との相性
企業は長期的な雇用を望んでいるため、個性や人柄、社風との相性を重視して採用を行います。
そのため、社風に馴染めることをアピールするためにも、事前にリサーチして企業の特徴を把握しておくことが大切です。また自己分析をして、自分の人柄や性格が企業の社風にマッチしているか見極めておくことも重要でしょう。
身だしなみ・ビジネスマナー
企業は、身だしなみやビジネスマナーを重視して採用します。ビジネスシーンで適切な振る舞いをして、社内外での信頼を築くためにも、身だしなみやビジネスマナーが重要なのです。
面接時には清潔感のある服装や礼儀正しい態度で臨み、面接官に信頼できる印象を与えましょう。
志望動機
企業は、高いモチベーションを維持できる人材を求めています。明確な志望動機を示して、やる気があることを企業にアピールしましょう。
また志望動機を考える際は、企業に対する理解や興味を示すことが重要。たとえば、「企業のどういったことに共感したから、入社を希望するのか？」あるいは、「企業のどのような業務で自分の能力を役立てたいのか？」を具体的に示すことが大切です。
明確で具体性のある志望動機をアピールして、企業について理解を示す姿勢を見せるとよいでしょう。
学習意欲
企業は学習意欲が高い応募者を重要視し、継続的な成長やスキルの向上が期待できる人材を求めます。
そのため、自己学習やセミナー参加などで、自己研鑽を行っていることを面接でアピールするとよいでしょう。学習意欲が高く、自己研鑽を積極的に行う姿勢をアピールして、企業の求める人物像を目指しましょう。
20代の未経験でもできる仕事は豊富！ポイントを押さえて採用を目指そう
20代の前半は第二新卒とも呼ばれ、やる気やモチベーションをアピールすると比較的未経験でも採用してもらえると考えられます。
一方で20代後半になると、実務経験を求められることが多いため、未経験の仕事には就職しにくいこともあるでしょう。しかし、この記事で解説したポイントを押さえると20代の後半でも未経験の業界で働ける可能性があります。
弊社では、20代の未経験からでも働ける荷揚げ屋や警備員の求人を募集しています。やる気とモチベーションが高ければ、未経験であっても積極採用しますので、どうぞご応募ください。