警備の仕事をしている・興味があるけれど、体力や給料面が心配
という方も多いのではないでしょうか。
将来警備員として働き続けられるか心配な方は、現場のまとめ役である隊長・リーダーを目指すのをおすすめします。
隊長・リーダーになれば昇給も期待でき、将来的に管理職としてマネジメント側に回ることも可能になります。
この記事を読めば隊長やリーダーの役割やメリット、なり方が分かりますので参考になれば幸いです。
警備員の隊長やリーダーとは:役割や業務内容
隊長やリーダーは、現場で指揮やまとめ役を担う存在です。
通常の警備業務に加え、シフト管理や注意事項の伝達なども含まれます。
具体的な隊長やリーダーの役割や業務内容について、くわしく解説します。
警備業界における隊長やリーダーの役割
具体的に隊長やリーダーが担う役割は、下記のとおりです。
- 業務内容や注意事項の伝達
- 経験の浅い警備員への教育
- シフト管理
- 休憩を回す
- 警備員の体調管理
- 全体の勤務状況をチェック
ほかにも警備会社によっては、隊長やリーダーが役職者の会議に参加することもあります。
隊長やリーダーは、現場状況や警備員の動きなど全体を見ながら警備業務を行う必要があります。
隊長やリーダーの業務と責任範囲
隊長とリーダーの業務内容は、他の警備員より広範囲です。
実際の現場で警備にあたりながら、チームの安全と効率を考えながら指示を出します。
具体的にはメンバーの力量に合った持ち場を考えたり、技術やメンタル面のフォローを行ったりします。
またトラブルが発生した時に、最初に報告を受けるのも隊長やリーダーです。
隊長やリーダーの責任はメンバーより重く、豊富な経験と判断力が必要になります。
警備員の隊長やリーダーになるメリット
隊長やリーダーになったら、仕事量や責任が増えて割に合わないのではと思う方もいるかもしれません。
しかし将来の収入や体力面を考えると、隊長やリーダーになるメリットは大きいものです。
隊長やリーダーのメリットを具体的に紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
収入アップが期待できる
収入を上げるには、隊長やリーダーになることが近道です。
一般的な警備員の平均年収は、200万円未満〜220万程度なのが現状です。
一方で隊長やリーダーになると、300万円〜400万円台に平均年収が上がります。
ひと月あたり8万円〜15万円アップする計算になるので、ゆとりのある生活がしやすくなります。
収入を増やすためには夜勤をしたりシフトを増やしたりする方法もありますが、体力面が心配な方も多いでしょう。
シフトを増やさず確実に収入を上げたいなら、隊長やリーダーを目指すのがおすすめです。
マネジメントスキルが身に付く
現場のまとめ役として動くことになるので、マネジメントスキルも身に付きます。
警備員の働きやすさやクライアントの満足度を上げるには、隊長やリーダーのマネジメントスキルが重要です。
仕事を通して感謝されたり頼られたりする経験もできるので、大きなやりがいになるでしょう。
マネジメントスキルはあらゆる仕事で共通して必要になるので、転職時にも有利です。
さらなるキャリアアップも可能
隊長やリーダーになると、頑張り次第で管理職への昇進も視野に入ります。
現場の警備員からマネジメント側に回る最初のステップが、隊長とリーダーになるためです。
将来的に昇進して管理職を目指したい希望のある方は、警備会社選びが重要です。
具体的には管理職の平均年齢が若く、キャリアアップ制度が整っている会社をおすすめします。
転職時に有利
警備業界内外問わず、隊長やリーダーの経験があると転職時に有利です。
即戦力として最初から待遇の良い警備会社に就職できたり、管理職として迎えてもらえたりする可能性があるためです。
また、他業種への転職でも、マネジメント側にいた経験は確実にプラスになります。
転職を視野に入れている方は、隊長やリーダーの経験を積んでおくと良いでしょう。
隊長やリーダーになるための方法とは
隊長やリーダーになるには資格や経験だけではなく、やる気や素質も問われます。
選ばれやすい人の特徴や、必要となりやすい資格やスキルをご紹介します。
必要な資格やスキルはある?
必要な資格やスキルの有無は、警備会社によって異なります。
一般的には、警備員指導教育責任者と警備業務検定1級を取得したほうが良いといわれています。
警備員指導教育責任者は、警備員への指導や教育を行うのに必要になる資格です。
警備業務検定1級は、警備現場での幅広い知識や技術があることを証明する国家資格です。
それぞれの資格は隊長やリーダー以外でも重宝されるので、取得するのをおすすめします。
選ばれやすい人の特徴はある?
資格よりも本人のやる気や資質を重視する警備会社も多くあります。
リーダーシップがあり、まじめな仕事ぶりの方は隊長やリーダーにピッタリです。
また、人当たりが良く協調性のあるタイプも選ばれやすいといえます。
特別なアピールをしなくても、日々まじめに協力しながら仕事をこなせれば大丈夫です。
警備員指導教育責任者の取得方法
警備員指導教育責任者の資格を取得するためには、講座を受ける必要があります。
講座を受けるためには、直近の5年間で該当する警備業務に3年間従事していることが条件です。
また、警備検定への合格も必須であり、くわしくは下記の条件を満たす必要があります。
- 該当の警備業務検定1級に合格している
- 該当の警備業務検定2級に合格した後、1年以上継続して該当の警備業務に従事している
警備員指導教育責任者を取得すると、教育や指導の立場としても働けます。
高齢になっても働き続けやすくなったり、収入やキャリアアップも見込めたりするのがメリットです。
警備業務検定1級の取得方法
警備業務検定1級を取得するには、該当する業務の2級を取得してから1年以上の実務経験が必要です。
警備業務検定は業務別に6種類存在し、それぞれに1級・2級の資格があります。
2級の取得条件はなく、試験を受け合格するか特別講習を受講すれば取得可能です。
警備業務検定の有資格者は貴重なため、収入アップや転職に有利など多くのメリットがあります。
現場によっては法律で有資格者の配置が義務付けられていたり、資格がないとできない業務もあったりするためです。
警備業務検定1級を取得すると、隊長やリーダーだけではなく業務の幅が広がります。
昇給・出世したいなら隊長やリーダーを目指そう
これから警備員として頑張りたいと考えている方は、まず隊長やリーダーを目指すことをおすすめします。
隊長やリーダーは現場のまとめ役であり、広い視野を持ち臨機応変に指示・指導を行うのがおもな業務です。
収入アップだけではなく、どの職業でも役立つマネジメントスキルを身に付けられるメリットがあります。
また、隊長やリーダーは管理職に昇進・出世するための第一歩です。
管理職になればより収入アップが期待できるだけではなく、体力的な不安があっても働きやすくなります。
隊長やリーダーを目指したい方は、資格取得やキャリアアップ制度の整っている警備会社を選ぶのがおすすめです。
働き方サイトでは、警備員の隊長やリーダーに興味のある方を募集しています。
キャリアアップや資格取得を積極的に応援していて、やる気が反映されやすい職場環境です。
もちろん警備員としてこれから頑張りたいという未経験の方も大歓迎です。
気になる方は、お気軽にご相談ください。