下積みの俳優は、金欠になることも珍しくありません。実際に、現在活躍する俳優へのインタビューでは「下積み時代はお金がなかったから、アルバイトを頑張った」というエピソードがたびたび語られます。
本記事では俳優のインタビュー記事をもとに、下積み俳優におすすめのアルバイトを紹介します。下積み時代をアルバイトでつないで将来的に成功したいと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
下積みの俳優がアルバイトを頑張る理由
下積み時代にアルバイトを頑張ったエピソードは、過去の俳優インタビューで語られてきましたが、具体的にどのような理由なのでしょうか。
過去の俳優インタビューをチェックすると、芝居に活かしたり、生活費を稼いだりするために下積み時代にアルバイトを頑張っていたようです。
芝居に活かせるため
アルバイトの経験が芝居に活かせることもあるようです。現在さまざまなドラマや映画で活躍するムロツヨシさんは、インタビューで次のように答えています。
もちろん経済的な部分はありますが、「絶対に芝居に活かせる」というモチベーションでアルバイトをしていたと思います。 引用:ORICON NEWS |
ムロツヨシさんは、下積み時代にさまざまなアルバイトを経験したそうです。引っ越しや解体の仕事などの肉体労働から、眼鏡屋やお好み焼き屋、居酒屋などの接客業まであらゆるアルバイトに携わってこられました。
それらのアルバイト時代の経験が活かされることで、多くの人を魅了するような芝居ができているのかもしれません。
生活費を稼ぐため
俳優の下積み時代は、俳優業の収入だけでは生活ができません。そのため生活費を稼ぐために、アルバイトを頑張る俳優も多いです。
たとえば現在、ドラマや映画、舞台にひっぱりだこの佐藤二郎さんは、次のようにインタビューで語られています。
家路につく僕の財布はいつも残りは数百円で、たとえ安く呑める赤提灯だって敷居がとんでもなく高かった。 引用:文春オンライン |
下積み時代にはお金に困っていたことがわかるエピソードです。またハリウッド映画にも出演経験のある渡辺謙さんは、NHKでのインタビューで次のエピソードを話されています。
お金がないので、バイトをずっとしていましたね。料理を作るのが好きだったので、喫茶店だったりとか、バーの調理場だったりとか、そういうところでバイトをしていました。 引用:NHK Webリポート |
今は誰もが知る大物俳優でも、下積み時代はお金がなくてアルバイトで生計を立てていたようです。
下積み俳優がアルバイトを探す際のポイント
下積み時代の俳優がアルバイトを探す際のポイントは次のとおりです。
- 楽しいアルバイトを選ばない
- シフトの自由がきくこと
- 時給が高いこと
- 掛け持ちができること
それぞれについて解説します。
楽しいアルバイトを選ばない
俳優のムロツヨシさんによると、「アルバイトを楽しいと思うのは危険」なのだそうです。その理由について、次のように話されています。
もしアルバイトが楽しかったら、俳優なんて辞めてそっちに流れちゃうじゃないですか。だって、芝居の稽古なんて決して楽しいものじゃないから。だから「あれ、なんか面白いな」と感じたら離れるようにしていました。 引用:ORICON NEWS |
アルバイトをする際は、俳優業を続けるためにも、楽しみ過ぎないことも大切なようです。
シフトの自由がきくこと
俳優を目指す際は、急なオーディションや仕事が入ったときにそなえてシフトの自由がきくアルバイトを選ぶことが大切です。
まずはシフト制のアルバイトを探しましょう。さらにアルバイトの人数が多くて、代わってもらいやすいかどうかも確認しましょう。面接時には急な休みにも対応してもらえるかどうかも尋ねておくこともポイントです。
時給が高いこと
俳優業の下積み時代は、日給や月給に関わらず、できるだけ時給が高いアルバイトを選びましょう。
下積み時代は俳優で得られるお金は、ほとんどありません。そのためアルバイトで、生活費のほぼすべてを工面する必要があります。
コールセンターのアルバイトは高時給なので、下積みの俳優に人気で、実際に過去にコールセンターで働いていた有名俳優も存在します。
掛け持ちができること
アルバイトを掛け持ちしておくと、収入に対する不安感を抑えやすくなります。
2つ以上のアルバイトをすることで、1つのアルバイトでシフトが削られても、別のアルバイトで得た収入で生活費を支えられるのです。
他にも、人間関係が広がりやすいメリットもあります。知り合いの伝手で思わぬ俳優の仕事をもらえることもあるため、人間関係は広いに越したことはありません。
下積み俳優におすすめのアルバイト
下積み俳優におすすめのアルバイトは、次のとおりです。
- 接客業
- イベント設営の仕事
- コールセンター
- カラオケ店
- 新聞の配達員
- 警備員
- 荷揚げ屋
それぞれについて解説します。
接客業
ムロツヨシさんによると、接客業の仕事は芝居をする上で役立つとのことです。インタビューでは次のように話されています。
眼鏡屋とかお好み焼き屋などの接客業全般ですかね。どれも1年ぐらいやっていたのですが、僕はそこでクレーマーみたいな人の接客を好んでやっていたんです。どんなに無理難題を言われても、そこで負の感情を持たず、フラットな状態で対応するという訓練をしていました。そういう経験って、芝居をする上で絶対役に立つと思っていたんです。 引用:ORICON NEWS |
接客の仕事でクレーマーに対処することで精神面が鍛えられ、芝居でも平常心を保てるとのことです。
イベント設営の仕事
イベント設営の仕事に関わることで、俳優業を支えているスタッフの気持ちがわかります。俳優として周囲の支えに感謝する気持ちが培われて、芝居に誠実に打ち込めるでしょう。
またイベント設営の仕事には、比較的高時給のアルバイトがある点も魅力です。短期・単発の仕事も多いので、時間の融通もききやすいです。
コールセンター
コールセンターは人と顔を合わせずに仕事ができるため、少し顔が知られてきた俳優におすすめのアルバイトです。時給も比較的高く、シフトの自由もきくため下積み時代の俳優が働きやすいアルバイトといえるでしょう。
カラオケ店
カラオケ店は深夜から朝までの時間帯で働ける点が下積みの俳優にとって魅力です。深夜のアルバイトであれば、昼間のオーディションや仕事に影響がありません。
元芸能関係者の社員も多いといわれており、下積みの俳優にはシフトに融通をきかせてくれることもあるようです。
新聞の配達員
新聞の配達員は、朝刊であれば朝方に働けるため昼間のオーディションや仕事に影響を与えにくい仕事です。
実際に俳優の斎藤工さんは、20代前半の下積み時代に新聞配達のアルバイトをしていたそうです。
新聞配達のアルバイトをしていて朝刊を配っていました。このアルバイト時代に“働くこと”の意味を身をもって学んだ気がします。 引用:タウンワーク マガジン |
新聞配達で体を動かして1日をはじめることで、オーディションや仕事で高いパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。
警備員
警備員は比較的シフトの融通がききやすい仕事です。俳優業の舞台講演などで、まとまった仕事休みを欲しい場合でも対応してくれることもあります。俳優業と並行してできるダブルワークを探している場合は、警備員として働くことも検討してみてはいかがでしょうか。
警備員が活躍するドラマは多数存在するので、警備員の経験自体を俳優業に活かせるかもしれません。次の記事では、警備員が活躍するドラマや映画を紹介しているので、どうぞご覧ください。
荷揚げ屋
荷揚げ屋は、シフト制で時間に融通がききやすいうえに、時給も高いため下積みの俳優におすすめのアルバイトです。
作業内容も単純作業が多いため、覚えることが少なく、俳優業に専念したい下積み役者も働きやすいでしょう。
荷揚げ屋については、次の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
俳優を目指す場合はアルバイトで生計を立てよう
俳優の下積み時代は、芝居の仕事で得られる収入だけでは生活が難しいです。そのためアルバイトで生計を立てる人が多いです。
今回は、現在活躍する俳優のインタビュー記事をもとにおすすめのアルバイトについて解説しました。これから俳優を目指そうと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
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