企業理念はなぜ必要なのか?理念がない会社のリスクとは?企業理念の事例も紹介!

企業理念

企業理念。それは、会社の方向性を示し、社員全員が同じ目標に向かって進むための指針になります。今では、ほとんどの会社が企業理念を掲げ、組織の統一性を図っています。

ここでは、企業理念の事例も含め、企業理念について詳しく紹介していきましょう。

目次

企業理念とは何か?

企業理念とは、企業の経営者の考えをわかりやすく言語化、明文化したものです。

いわゆる、事業の根底にある根本的な考え方。社是、社訓などと言われることもあります。

企業理念が果たす役割について

ここでは、企業理念が果たす役割について詳しく説明します。

会社の方向性を統一化する

企業理念には、会社が進む方向性を統一化する役割があります。

会社にはさまざまな考え方や価値観を持つ人間が集まっているため、目指すゴールをはっきりと示しておかなければ、社員の進む道がバラバラになってしまうリスクがあります。組織が分散化すれば、目標を達成することは難しくなってしまうでしょう。

企業理念を掲げることで、進むべき道が明確になります。社員全員が同じ目標に向かって進むことができ、大きな成果に繋がるでしょう。

会社の判断基準や意思決定を明確にする

企業理念を掲げることで、会社の判断基準や意思決定を明確にすることが可能です。

会社の存在意義がはっきりしているので、トラブルが起きた際や業務において社員が判断を迫られた際、適切な判断ができるようになります。

企業理念に沿って意思決定もしやすくなることから、会社の成長にもつながります。

社員の一体感を促しモチベーションを上げる

企業理念を共有すると、社員に一体感が生まれます。さらに、「なぜ会社が存在しているのか」と会社の存在意義を理解し、取り組んでいる仕事が社会に貢献していることを実感できるため、仕事に対するモチベーションも向上するでしょう。

組織がひとつになって仕事に取り組めるので、迅速な目標達成が期待できます。

採用時にミスマッチを防ぐ

企業理念は、人事の採用時にミスマッチを防ぐ役割も果たすことを覚えておきましょう。

採用基準を決めやすくなるため、会社の考え方に合った人材を採用しやすくなります。

また、企業理念を転職サイトなどに掲載できれば、理念に共感する人材から応募が来る可能性も高くなります。理念にマッチした人材が集まるため、早期退職のリスクも低減できるでしょう。

企業理念がない会社が抱えるリスクとは?

ここでは、企業理念を設けていない会社のリスクについてまとめました。理念を掲げる大切さを理解してください。

会社の方向性が定まらなくなる

企業理念は会社の進むべき道を示すものであるため、企業理念がない会社は方向性が定まらなくなるリスクがあります。

何かトラブルが発生した際、人や部署によって判断基準がバラバラになり、適切な判断ができなくなってしまうかもしれません。その結果、会社の経営が不安定になってしまい、仕事に対する社員のモチベーションも下がってしまうでしょう。

社員が経営者の考えを理解できず組織がまとまらなくなる

企業理念は、経営者の考えを明文化したもの。よって、企業理念がない会社は、社員が経営者の考えを理解できず、組織がまとまらなくなってしまうリスクがあります。

何かトラブルが起きた際、経営者とは違う基準で判断しかねません。社員が思いをひとつにして業務に取り組めなくなる可能性も高くなるため、会社として成り立たなくなってしまいます。

企業理念を形づくる3つの要素について

企業理念を形づくる3つの要素について解説していきます。

いずれも会社の経営を支える大切な要素ですが、それぞれの違いについてもチェックしてみてください。

ミッション

会社が掲げている「ミッション」とは、使命や役割といった意味を指す言葉です。

会社が「何のために存在するのか」を表すもので、社会において果たさなければならない使命や任務のことです。

ビジョン

会社が掲げている「ビジョン」とは、「会社が実現したい未来」を指します。わかりやすく言えば、会社の社員全員が共通で認識している「会社の行き先」です。

会社を経営していくうえで目指すべき業績やパフォーマンスなどを具体化し、長期の経営計画が凝縮されたものであることが多いようです。

価値観(バリュー)

「価値観(バリュー)」とは、「会社が重視する価値基準」を指します。ミッションやビジョンと密接な関係があり、それらを実現するためにどのような行動を取るべきか、という行動の基準を社員に示したものです。

ミッション、ビジョン、価値観についての記事は以下の記事も参考になります。

企業理念の事例

ここでは、企業理念の事例について見ていきましょう。理念をチェックするだけで、どのような会社なのかが見えてくるかもしれません。

東映株式会社

「全世界で人々に愛されるエンタテインメントの創造発信」

魅力的な作品を次々と世に送り出している東映グループ。良質なコンテンツを届けることが社会的使命であると考えていることがわかります。

コクヨ株式会社

「be Unique.」

文房具をはじめ、オフィス家具や事務機器などの製造・販売で知られているコクヨ。

2030年に向けた長期ビジョンの策定により企業理念を刷新し、目指す方向性も大きく変化したそうです。「商品・サービスを通じて得られる体験を通じて、お客様の個性を輝かせたい」という思いが込められています。

エクストの企業理念について

エクストの企業理念は、

関わる全ての人たちと共生を楽しく

です。

人の幸せは、「お金」「安定」「立場」を手に入れてこそ得られるものだと考えられてきました。しかし、時代が変わった今、富や幸せというものは、「自分の人生を真剣に楽しんでいる人」に集まる。「もうちょっと楽しくて自由な未来があっても良いのではないか」と、エクストは考えています。

仕事を通じて豊かな人生を送るためには、尊敬しあえる関係を構築することが重要です。

真剣に、時には体を張って仕事に取り組んでいる仲間とともに、楽しく人生を歩んでいこうというエクストの思いが、そこにはあります。

理念に共感できると働きがいがある?

企業理念に共感できると、働きがいを感じるようになれると言われています。

なぜなら、仕事に対する主体性と誇りが持てるようになるからです。自分の仕事がどのように社会に役立っているのかを理解できると、仕事へのモチベーションが向上し、働きがいを感じられるようになるでしょう。

また、企業理念に共感できると、会社が掲げる理念をどのように実現できるかを考え、自らの意思で積極的に行動できるようになれます。会社からの指示や命令にただ従うのではなく、自分なりにやり方を工夫するなど主体的に動けるようになるため、働きがいが高まるのです。

理念に共感していることは、会社の意思決定や判断にも納得できるということ。さらにモチベーションを高く持って仕事に取り組めます。

もし会社を選ぶ際には、企業理念にも注目してみてもよいかもしれません。企業理念に共感できれば、入社後もあまりギャップを感じずに働けるでしょう。

まとめ

企業理念とは、企業の経営者の考えをわかりやすく言語化、明文化したものです。いわゆる、事業の根底にある根本的な考え方です。

企業理念を掲げている会社は、会社の方向性を統一化できる、社員のモチベーションを高められるなど、さまざまなメリットを享受できます。企業理念に共感できれば、モチベーションを高く持って仕事に取り組め、やりがいも見出せるようになりますよ。

エクストの企業理念は、「関わる全ての人たちと共生を楽しく」。

真剣に仕事に取り組む仲間とともに、楽しく仕事ができる環境が整っています。

ぜひ検討してみてください。

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