自己中心的な性格を直したい場合はどうする?特徴や原因、直し方を解説!

自己中心的な性格を直したい場合はどうする?特徴や原因、直し方を解説!

自己中心的な性格を直すと、周囲から好かれたり、信頼されたりします。そのため、自己中な性格をなんとかしたいと考える人も多いのではないでしょうか。

この記事では、自己中心的な人の特徴や自己中の直し方について詳しく解説します。自己中を直して周囲から好かれたい場合は、ぜひご覧ください。

目次

自己中心的な人の特徴

自己中心的な人は、俗に「自己チュー(自己中)」と呼ばれ、自分を優先する性格であるがゆえに、周囲と対立したりトラブルを招いたりすることも多いです。自己中心的な人には、次の特徴があります。

  • 全て自分が正しいと思っている
  • プライドが高い
  • 相手の立場を尊重できない
  • 怒りっぽい
  • 思ったことをそのまま言ってしまう
  • 自己愛が強い
  • 空気が読めない

自分の自己中心的な部分を客観視するためにも、特徴についてみていきましょう。

全て自分が正しいと思っている

自己中心的な人は、全てにおいて自分が正しいと思っていることが多いです。そのため周囲から批判を受けたり、注意されたりすると、それが許せなくて攻撃的になることもあります。

自分を正当化するためにも、誤りを認めず、言い訳を繰り返す場面もよく見られます。

プライドが高い

自己中心的な人はプライドが高い点も特徴です。自分が認められたい気持ちが強いため、他人の成功を素直に喜べません。他人の成功に対して、対抗心や嫉妬の感情を抱いてしまうのです。自己評価が高い割には、実力が伴っていないケースも見られます。

相手の立場を尊重できない

相手の立場を尊重できず、相手の身になって物事を考えることが苦手なのも自己中心的な人の特徴です。

相手のことを考えて行動したり、発言したりできないため、周囲から敬遠されがちです。自分のことを考えることに一生懸命なので、相手のことを思いやる余裕がありません。

怒りっぽい

自己中心的な人のなかには、自分の思い通りにいかないことが気になるため、常にイライラして怒りっぽい性格の人もいます。

自分の主張を通すことに一生懸命で、意見が通らないとすぐに怒ってしまい、短気な性格が災いして周囲から嫌われることもあるでしょう。

次の記事では短気で怒りっぽい性格を優しい性格に転換する方法について解説しているので、参考にしてください。

思ったことをそのまま言ってしまう

自己中心的な人は相手の気持ちを想像する能力に欠けるため、思ったことをそのまま言ってしまうことも多々あります。

相手のことを考えずに放たれた言葉は、ときに相手を傷つけることもあり、それが嫌われる原因になることも多いです。

また場の空気に合わせて発言することが苦手なことも多く、自分の主張を繰り返して、周囲を嫌な気分にさせることもあります。

自己愛が強い

自己中心的な人のなかには、自分を中心に世界が回っていると考えてしまい、自己愛が過剰に強いケースもあります。

自分のことが大好きなので、他人から自分の欠点を指摘されると逆上したり、開き直ったりすることもあります。自己愛が大きくなり過ぎてしまい、普通の人のように自己と他者の立場について折り合いをつけることが苦手です。

空気が読めない

通常であれば他人とのコミュニケーションをとる際は、場の空気を察して相手との関係性や会話の流れをくみ取って発言します。

しかし自己中心的な人の場合は、会話の流れを無視して関係のない話をしてしまうことがあります。また相手との距離感を読まずに、プライベートなことにまで踏み込んでしまい、相手を困らせることもあるようです。

自己中な人と思われてしまう原因

自己中な人と思われてしまう原因には、自己中心性バイアスが影響しています。自己中心性バイアスから抜け出せずに、脱中心化が進まないことで大人になっても自己愛が抜けずに自己中と思われてしまうのです。

自己中心性バイアスとは

自己中心性バイアスとは、自分だけが知っている情報をもとに、他人の状況や心の状態を判断してしまう傾向をさします。幼少期のころは、自己中心性バイアスの傾向が強いのが一般的です。

たとえば子どもの場合、誤って相手の大切な物を壊しても、自分はわざとやっているのではないから相手は怒らないと判断してしまいます。この場合、自分はわざとやっているのではないということを相手もわかってくれているはずと思い込んでいる状態です。

しかし実際は、相手はわざとではないことを知らないため、壊したことについて丁寧に釈明したり、謝ったりしないとマイナスな印象を与えます。

子どもの場合であれば、「子どもだから間違えてしまうのもしょうがない」と相手に考えてもらえるかもしれません。しかし大人になっても自己中心性バイアスの傾向が強いと、常識が無いと判断されたり、自己中と思われたりします。

脱中心化が進まないと自己中になる

自己中心性バイアスが修正されて相手の立場になって考えられるようになる状態を「脱中心化」と呼びます。

子どもにかかわらず、大人でも自己中心性バイアスを持っています。しかし成長に従い脱中心化が進み、大人になると子どもの頃よりも自分以外のことを考えられるようになります。

その一方で、脱中心化が進まない大人も存在しており、そのような人は自己中と思われやすくなるのです。

たとえば、次のように考えてしまうことはないでしょうか。

「自分ばかりが頑張っていると思ってしまう」

「周りから注目されていると感じてしまう」

以上は誰しも考えることですが、脱中心化が進むと、次のような自分以外のことを考えられるようになります。

「他の人も同じように頑張っている」

「自分ばかりが注目されるはずはない」

自己中心性バイアスに偏らない考え方をできるようになり、脱中心化を進めることが、自己中を克服するきっかけになるかもしれません。次に、自己中心的な性格を直す方法について詳しく解説します。

自己中心的な性格を直す方法

自己中心的な性格を直したい場合は、次の方法を試してみてください。

  • メタ認知を高める
  • 周囲の人々に興味を持つ
  • 相手を否定しない習慣を身に付ける

各項目について解説します。

メタ認知を高める

メタ認知とは、自分が認知していることを俯瞰する能力です。認知していることを俯瞰する状態とは、自分の知覚や思考、記憶などを高いところから見下ろすようなイメージです。

言い換えると、自分以外にもう1人の自分を作り出して、そのもう1人の自分に自分の考え方を見てもらうようなイメージです。

メタ認知を高めると、自己中な自分と相手の立場を冷静に見ることができるため、周囲に対して自己中心的な態度を取らないようになります。

周囲の人々に興味を持つ

周囲の人々に興味を持つと、状況や立場、気持ちなどについて他人の情報を集める力が養われます。自己中の場合、自分の情報をもとに相手の立場や状況を判断しようとします。その結果、認識や実情について相手と自分との間でギャップが生まれて、自己中と思われてしまいがちです。

周囲の人々に興味を持つことで、さまざまな情報が得られるため、相手軸でものごとを考えようとする力が養われます。

相手を否定しない習慣を身に付ける

自己中心的な性格の特徴として、相手を否定するというものがあります。そのため相手を否定しない習慣を身に付けるだけでも、周囲からの自己中という印象が薄くなります。

相手を否定しなくても、自分の意思を主張することは可能です。たとえば次の要領で自分の意見を伝えると、相手の立場に理解を示しつつ自分の意思を伝えられます。

「あなたは○○と考えているのですね。その考えもいいのですが、私は△△と考えています。」

今まで相手の意見を否定することに慣れてしまった場合、すぐに以上のような話し方をするのは難しいかもしれません。しかし訓練することで、できるようになります。

メタ認知で自己中な自分を変えよう

メタ認知を高めるような訓練をすると、自己中な自分を変えられるかもしれません。今回は周囲の人々に興味を持ったり、相手を否定しない習慣を身に付けたりする方法についても解説したので、自己中な自分を変える際には役立ててください。

自己中が災いして今まで損をしてきた人は、自己中を変えるだけでも楽しい毎日を送れる可能性があります。たとえば友達が増えたり、人間関係がスムーズに進んだりするでしょう。

弊社では自己中な性格を変えたい人におすすめの職場です。職場の人間関係を通して、相手の立場に立って物事を考える習慣が身に付きますので、興味がある場合はご応募ください。

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