警備員のアルバイトに応募したら面接でどんなことを聞かれるのか?
気になるところですが、それを事前に知っておくことが大切です。
知っていると、あらかじめ答えを用意して面接に臨むことができるので、かなり有利になります。
どんな仕事でも同じですが、応募した人が職種や職場に適任であるかどうかを判断するために行われるのが面接です。
警備会社は当然、警備の仕事に向いている人を求めています。
社会と人々の安全を守る使命感あふれる警備員の面接では、質問に対して的確な応答を求められるのは当然のことです。
この記事では、警備バイトの面接でよくある5つの質問と、
それに対する答えを解説します。
警備バイトの面接に臨む前に4つの職種を知っておこう!
面接の前に大事なことを知っておきましょう。
警備業務は大きく、4つの職種に分かれています。
アルバイトといえども、警備員として自分はどんな内容の仕事をするのか、それを知っておくことが大事です。
警備バイトの面接に臨む前に、4つの職種について大体の内容を把握しておきましょう。
それでは4つの業務について解説します。
1号警備業務
・施設警備業務
施設に常駐し人や物の出入りを管理、施設内の巡回、施錠・開錠の業務、防災センター等にて各種計器類のモニタリング等を行う業務です。
・巡回警備業務
車両で複数の施設を回り、施設内の巡回や施錠関連の確認を行います。
多くの場合、警備員は施設には常駐しません。
・保安警備業務
商業施設等でモニタールームからの監視や施設内を巡回する業務です。
万引きや窃盗等の犯罪を監視と防止に努めます。
・空港保安警備業務
金属探知やX線検査等を用いて、航空機内への持込が禁止されている物品の持込を防ぎます。
・機械警備業務
施設内に設置されたセンサー等の知らせを受けて警備員が現地に急行し、状況を確認する業務です。
有事の際には関係者への報告を行い、被害の拡大を防ぎます。
1号業務の求人はアルバイト、正社員ともに多い職種です。
2号警備業務
・交通誘導警備業務
建築や道路工事などの現場や駐車場で、人や車両の安全を確保し、誘導する業務です。
現場の状況や天候などを見極め、安全を維持することが重要です。
・雑踏警備業務
雑踏警備は、祭り、花火大会、芸能人のイベント、ミュージシャンのライブなど大勢の人が集まる会場で観客の誘導、駐車場管理などを行う警備業務です。
2号業務の求人は、アルバイトと正社員のどちらも多く見られます。
3号警備業務
・貴重品運搬警備業務
依頼された現金、貴金属、美術品等の貴重品を指定された目的地に輸送する業務です。
不測の事態に備えて必ず2名以上の警備員によって、専用車両での輸送になります
・核燃料物質等危険物運搬警備業務
運搬中の核燃料物質を盗難や事故から守る業務です。
3号警備は危険が伴い、緊張感を伴う業務なので、正社員の募集が中心です。
4号警備業務
・身辺警備
いわゆる「ボディガード」と呼ばれる警備業務です。
政財界等の要人、芸能人、スポーツ選手など著名人の警護が中心ですが、最近は子どもの送迎、ストーカーから守る業務など、一般人の需要も年々多くなっています。
4号業務は、落ち着いた行動と冷静な判断を求められる場面も多く、経験が重要です。
業務内容上アルバイトではなく、正社員による担当が圧倒的に多くなります。
警備員の面接でよくある5つの重要な質問と解答例!
上記でもわかるように警備員のアルバイト募集は、ほぼ1号業務と2号業務に限られます。
1号、2号業務に共通して面接では、次のような質問がよく聞かれます。
・体力に自信があるか
・いつから勤務できるか
・通勤手段
・希望するシフト
・希望する勤務地
以上の5つの質問に対する答え方を解説します。
警備バイトの面接で聞かれる重要な事(1):体力には自信ありますか?
「体力には自信がありますか?」 警備アルバイトに応募すると、必ず聞かれる質問です。
質問に対する解答例
「中学校と高校時代、運動部で部活をしていたので体力には自信があります」
この時には、サッカー、野球、水泳など運動種目を必ず具体的に答えてください。
「つい最近も、90分のフルタイム、炎天下でサッカーをしました。
体力、気力には自信があります」
「歩くことに慣れていて、2時間や3時間歩いても平気です」
運動だけにこだわることはありません。
「〇〇運送で1年間荷物の仕分けのアルバイトをしていましたので、体力には自信があります」
「去年の夏休みに建築現場で力仕事をしていました。体力には自信があります」
など、裏付けとなることを1つでいいので、具体的に話してください。
警備バイトの面接で聞かれる重要な事(2):いつから勤務できますか?
警備員は採用されてすぐに現場の業務に就くことはできません。
なぜなら、警備業法によって定められた研修を受ける義務があるからです。
法律で定められた研修を終えて初めて、警備の現場に配置されます。
会社は常に研修期間も考慮して採用します。
ですから、面接では必ず「いつから勤務できますか?」と聞いてきます。
この質問については、採用後トラブルにならないように正直に答えてください。
質問に対する解答例
「今のアルバイトは今月いっぱいでやめることができますので、来月初めから勤務できます」
「現在は他にアルバイトをしていませんので、明日からでも勤務可能です」
等、率直に伝えてください。
警備バイトの面接で聞かれる重要な事(3)希望エリア
多くの警備会社は、複数の施設や工事現場などの警備を請け負っています。
したがって、どのエリアでの警備バイトを希望するかを聞かれることがあります。
質問に対する解答例
自宅や学校から鉄道沿線、バス路線などを頭に入れておいてください。
無理せずに通える範囲を希望しましょう。
警備バイトの面接で聞かれる重要な事(4):通勤手段は?
警備の面接では通勤手段もよく聞かれます。
警備の仕事は現場に直行直帰の会社もあり、現場に向かう手段として車や自転車を使うことが可能か聞かれる場合があります。
また、最寄駅の鉄道会社を伝えることで、なるべくアクセスしやすい現場に手配してくれます。
特別なことがない限り、回答で不利になることはありませんから、安心してください。
これも、正直に答えましょう。
質問に対する解答例
「自宅から最寄り駅まで徒歩10分で最寄り駅はJR○○駅です。」
「自宅から最寄りのバス停までは徒歩3分でバス停は○○です。」
「車を持っているので車で現場に向かう事も可能です。」
等と、できる限り正確に答えましょう。
警備バイトの面接で聞かれる重要な事(5):希望するシフト
警備バイトの多くは早朝、日中、夜勤に分かれています。
「どのシフトを希望しますか」と聞かれますので、事前に頭に入れておきましょう。
質問に対する解答例
「平日は大学の授業を終えてから、週2回くらいなら夜勤に入れます。土日は日中のシフトを希望します」
など、希望をはっきり伝えましょう。
警備バイトの面接はどんな服装で行けばよいか?
警備の仕事は接客業ではありませんが、契約先から依頼された現場へ配置されます。
したがって、必ず外部の人の目につきます。
面接官はそのことを念頭に置き、安心して現場に出せる人かどうかをチェックしているのです。
当然、面接時に服装はチェック対象になります。
たとえ、アルバイトであっても、あまりにもトッピなファッションや不潔感のある服装は避けてください。
警備バイトの面接には言葉遣いや態度も大切!
警備員に限らず、どのような仕事でも面接時には服装はもちろん、言葉遣いや面接態度もチェックされているものです。
乱暴な言葉遣いや、ため口などは厳禁です。
必要に応じて敬語も使いましょう。
面接中に足を組むのもNGです。
椅子に深く座り、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。
面接中は両ひざの上に軽く握った両こぶしを置いて下さい。
面接の始まりと最後には、忘れずに深々とお辞儀をしましょう。
ただし、あまりにも緊張して肝心な答えが出てこなければ元も子もありません。
肩の力を抜いてリラックスを心がけてください。
面接の順番がくる直前に、軽く深呼吸するとよいでしょう。
そうすることで、緊張が少しほぐれます。
まとめ
これまで、警備バイトの採用面接でよく聞かれる質問とそれに対する答えについて解説してきました。
この記事を参考にして、焦らず、ハキハキと正直に答えていただければ、採用にぐっと近づきます。
あまり難しく考える必要はありません。
なお、こちらのサイトでは警備員のアルバイト募集並びに応募者の相談に応じています。
遠慮なさらず、気軽にご連絡ください。