外壁塗装の仕事に興味があるものの、どのような仕事なのかあまりイメージできない方もいるでしょう。また、実際にどれくらいの収入がもらえるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、外壁塗装の具体的な仕事内容に加え、平均年収について解説します。さらに、外壁塗装で収入を上げるためのポイントや、外壁塗装業界の将来性についても併せて見ていきましょう。
外壁塗装の仕事とは?
外壁塗装とは、文字通り、建物の外壁の塗装を行うことを意味しています。
外壁塗装では、戸建て住宅のみならず、アパートやマンション、商業施設など、さまざまな建物を対象として塗装を行うことが一般的です。
具体的な作業の流れとしては、足場を設置し、外壁を高圧洗浄していきます。そして、下地の調整や養生、塗装へと進んでいきます。
なお、より詳しい塗装工程については、こちらをご確認ください。
外壁塗装業界の平均収入はどれくらい?
外壁塗装の仕事に興味はあるものの、実際「稼げるのか?」と不安に思っている方もいるでしょう。また、仮に稼げたとしても、どれくらいの収入を期待できるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
実際、収入については、地域差があり、東京を含む関東エリア、大阪を含む関西エリアは、ほかの地域よりも平均年収が高くなっています。
以下、雇用形態別の平均収入を紹介します。
雇用形態 | 平均年収・平均時給 |
正社員 | 平均年収:420万円 |
派遣社員 | 平均時給:1,397円 |
アルバイト | 平均時給:1,089円 |
※「求人ボックス 求人統計データ 2024年2月19日更新版」より
※ボーナス含む
上表は全国平均ではあるものの、正社員の場合は平均年収が420万円となっています。このデータでは、外壁塗装以外の塗装工の仕事も含まれているので、外壁塗装の仕事に特化した数値ではありませんが、おおよその目安になるでしょう。
また、地域別に見てみると、やはり関東エリアや関西エリアが高くなります。
エリア | 正社員(平均年収) | 派遣社員(平均時給) | アルバイト(平均時給) |
北海道・東北 | 382万円 | 1,247円 | 1,005円 |
関東 | 425万円 | 1,427円 | 1,097円 |
甲信越・北陸 | 406万円 | 1,333円 | 1,101円 |
東海 | 418万円 | 1,430円 | 1,024円 |
関西 | 415万円 | 1,439円 | 1,036円 |
四国 | 417万円 | 1,354円 | 983円 |
中国 | 417万円 | 1,372円 | 1,034円 |
九州・沖縄 | 387万円 | 973円 | 973円 |
「求人ボックス 求人統計データ 2024年2月19日更新版」より
外壁塗装で収入を上げるための3つのポイント
外壁塗装を含む塗装工の収入は、地域差はあるものの、平均420万円となっています。もちろん、年齢や経験によって年収も異なるので、年齢が若いほど年収が低い傾向にあります。
とはいえ、外壁塗装で収入を上げるためのポイントを知っていれば、着実に収入アップを目指せるでしょう。
ここでは、外壁塗装の職人が収入アップを目指すために押さえておきたい3つのポイントを詳しく紹介します。
資格を取得する
外壁塗装の仕事は資格がなくても、未経験でも求人に応募できるのが一般的です。ただ、さらなる給料アップを目指すなら、資格を取得したほうがいいでしょう。
外壁塗装に関する資格として挙げられるのが、「塗装技能士」「外壁劣化診断士」「有機溶剤作業主任者」「雨漏り診断士」などが挙げられるでしょう。
外壁塗装に関連する資格にはさまざまな種類がありますが、資格を保有していると、特別手当が支給されるといった賃金アップを期待できる可能性があります。
管理職への昇進
外壁塗装の仕事の経験を積み、塗装技能士や外壁劣化診断士などの資格を取得したうえで、さらなる収入アップを目指すなら、管理職への昇進を目指すことをおすすめします。
社内でのポジションが上がると、役職手当などがもらえることが一般的であり、現在の年収よりも収入アップを見込めます。
もちろん、管理職になることで、仕事量や責任が増えることがありますが、その分しっかりとやりがいを感じながら働けるでしょう。
転職する
資格取得や管理職への昇進のほかに、転職して収入アップを目指す方法があります。
今の職場よりも、待遇や福利厚生に優れた企業に転職することで、収入アップを期待できます。実際、会社の規模やポジションによっては、年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
また、独立して、一人親方の塗装屋として外壁塗装の仕事をこなしている方の場合、さらに高い収入を維持していることもあるでしょう。
外壁塗装の将来性は?
外壁塗装で高収入を目指すには、資格取得や社内でのキャリアップに加え、転職などを検討することが大切です。
ただ、外壁塗装を含む塗装業そのものの将来性に不安をいだいている方もいるでしょう。
先述の通り、外壁塗装とは、建物の外壁を塗装する作業のことです。一般の戸建て住宅のほか、アパートやマンションなどの塗装を行います。今の技術では、ロボットなどを使って自動で塗装することは難しく、人の手によって塗装する方法しかありません。
また、外壁塗装には寿命があるので、定期的なメンテナンスが必要です。したがって、建物がある限り、外液塗装の仕事はなくならないのです。
そういった意味でも、外壁塗装の需要は高く、将来性がある仕事といえるでしょう。建物の経年劣化や、台風などの自然災害によって、劣化した外壁を補修したり、防水性能が落ちてしまった外壁を再塗装したりなど、これからも必要な仕事といえます。
外壁塗装の仕事についてよくある質問
ここまで、外壁塗装の仕事内容に加え、収入の目安について解説してきました。ここでは、外壁塗装の仕事についてよくある質問とその回答を紹介します。
収入は高い?
外壁塗装を含む塗装業に携わっている正社員の全国平均の収入は420万円となっています。地域差や年齢差はあるものの、保有している資格の種類や、年齢、経験によって収入が大きく変わるケースも珍しくありません。
収入を上げるにはどうすればいい?
外壁塗装などの塗装業で収入を上げるには、「塗装技能士」「外壁劣化診断士」「有機溶剤作業主任者」「雨漏り診断士」などの資格を取得することをおすすめします。そのほか、転職を検討したり、独立したりするのもいいでしょう。
高収入を目指せる人の特徴は?
外壁塗装の仕事で高収入を目指せる人の特徴は、コミュニケーション能力が高いことです。コミュニケーション能力が高ければ、同僚と切磋琢磨しながら、仕事に励むことができるでしょう。さらに、お客様へのあいさつ、会話もしっかりとできることから、第三者からの評価も高まります。
そのほか、向上心を持って仕事に励む人も高収入を目指せるでしょう。
まとめ
今回は、「外壁塗装の仕事と収入」をテーマに、外壁塗装を含む塗装業の平均年収や、収入アップの具体的な方法について解説しました。
外壁塗装に関連する資格には、さまざまな種類があります。資格を取得することで、さらなる賃金アップを見込めるでしょう。
また、今よりもいい待遇の企業に転職することで、給料アップを見込めるだけでなく、より働きやすい環境で働けるようになるでしょう。
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